「待」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、まつ/まち受ける/機会をまち望むなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、彳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「待」
字体
読み 音読み タイ
《外》ダイ
訓読み ()
部首 彳部
画数 総画数 9画
部首内画数 彳部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

待_書き方
待の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ダイタイ待つまつの3種の読み方が存在する。

意味

  1. まつ。まちける。機会をまちむ。「待機・待避・待望・待命・期待」
  2. もてなす。あしらう。う。「待遇・歓待・虐待・招待・接待・優待」

熟語

四字熟語

「待」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「待」が入る四字熟語
歳月不待さいげつふたい 守株待兎しゅしゅたいと 枕戈待旦ちんかたいたん

待庵【たいあん】

[建]京都府乙訓郡(オトクニグン)大山崎町(オオヤマザキチョウ)の妙喜禅庵(ミョウキゼンアン)にある茶室。国宝。
広さは二畳。

待つわ【まつわ】

[楽]岡村孝子作詞・作曲の歌謡曲。
歌は「あみん(岡村孝子・加藤晴子)」。1982年(昭和57年)7月発売。

来待石【きまちいし】

[鉱]島根県八束郡(ヤツカグン)宍道町(シンジチョウ)来待地区に産する凝灰質砂岩。
灰褐色で軟質。石灯籠・土木用。

蘭奢待【らんじゃたい】

東大寺正倉院所蔵の香木、黄熟香(オウジュクコウ)の別称。
聖武天皇の時代、中国から伝わった名香で、蘭奢待の文字の中にそれぞれ「東・大・寺」の文字が隠されている。
現存のものは、長さ156センチメートル、最大径43センチメートル、重さ11.6キログラム。

待ちぼうけ【まちぼうけ】

[楽]北原白秋(ハクシュウ)作詞、山田耕筰(コウサク)作曲の童謡。しゅしゅ(守株)。1924年(大正13年)『満洲唱歌集』に収録。

文字コード

「待」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「待」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5F85
JISX0213 1-34-52
戸籍統一文字番号 2 114000
住基ネット統一文字 J+5F85

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「待」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2694
新大字典4 講談社 4656
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3356
大漢和辞典6 7 大修館書店 10085
大漢語林8 大修館書店 3244

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第3学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「待」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「待」についての総括
  1. 待の画数 :9画
  2. 待の部首 : 彳
  3. 待の読み方:ダイ・タイ・まつ
  4. 待の意味 :まつ/まち受ける/機会をまち望む
以上で「待」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。