「武」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、たけし/強くて勇ましい様子/猛々しいなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、止部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「武」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》たけ()
《外》もののふ
部首 止部
画数 総画数 8画
部首内画数 止部4画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検6級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

武_書き方
武の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、もののふ武したけしの4種の読み方が存在する。

意味

  1. たけし。くてましい様子。猛々しい。
    • ブ「武名・武勇」
  2. い。戦争。軍事。兵器。対義語:
    • ブ。「武運・武官・武器・武具・武功・武士・武術・武装・武力・演武・文武・練武」
    • ム。「武庫」
  3. もののふ。軍人。
    • ブ。「武官」
    • ム。「武者」
  4. さの単位。半歩分のどり。2で1
    • ブ。「歩武」
  5. 武蔵国(むさしのくに)の略称。
    • ブ。「武州」

武の用法:平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

ひらがなと元の漢字
行/段 あ段 い段 う段 え段 お段
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

武の用法:東海道(行政区画)

東海道(行政区画)【とうかいどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の茨城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県にまたがる地域をさす。

東海道の一覧
東海道
律令国名 州名 略字
伊賀国 伊州
伊勢国 勢州
志摩国 志州
尾張国 尾州
三河国 三州
参州

遠江国 遠州
駿河国 駿州 駿
伊豆国 豆州
甲斐国 甲州
相模国 相州
武蔵国 武州
安房国 房州
安州

上総国 総州
下総国 総州
常陸国 常州

熟語

四字熟語

「武」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

「武」が入る四字熟語
偃武修文えんぶしゅうぶん 勤倹尚武きんけんしょうぶ 武運長久ぶうんちょうきゅう
武陵桃源ぶりょうとうげん 文武両道ぶんぶりょうどう 右文左武ゆうぶんさぶ

金武【きん】

[Romaji]Kin

[地]きんわん(金武湾)
きんちょう(金武町)

武士【ぶし】

[歴] [歴]江戸時代の身分制度、士農工商(シノウコウショウ)の第一階級(士)。はなはさくらぎひとはぶし(花は桜木人は武士)。
江戸時代の最下層:あしがる(足軽)明治以降:しぞく(士族)

阿武【あぶ】

[Romaji]Abu

あぶぐん(阿武郡)
あぶちょう(阿武町)

武蔵【むさし】

[Romaji]Musashi

[歴]旧国名。東海道十五ヶ国の一つ。大部分は現在の埼玉県・東京都全体と一部は神奈川県北東部。

東武【とうぶ】

[Romaji]Tobu

武蔵国(ムサシノクニ)(現:埼玉県・東京都)の東部地域。
⇔せいぶ(西武)
[交]東武鉄道の略称。
とうぶてつどう(東武鉄道)
[経]東武百貨店(デパート)の略称。

文字コード

「武」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「武」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6B66
JISX0213 1-41-80
戸籍統一文字番号 2 184710
住基ネット統一文字 J+6B66

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「武」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4661
新大字典4 講談社 7835
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5680
大漢和辞典6 7 大修館書店 16273
大漢語林8 大修館書店 5632

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第5学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「武」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「武」についての総括
  1. 武の画数 :8画
  2. 武の部首 : 止
  3. 武の読み方:ム・ブ・もののふ・たけし
  4. 武の意味 :たけし/強くて勇ましい様子/猛々しい
以上で「武」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。