狗とは、卑しいもののたとえ／いぬなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、犬部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
| 字体 | 狗 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | ク コウ |
| 訓読み | いぬ | |
| 部首 | 犬部 | |
| 画数 | 総画数 | 8画 |
| 部首内画数 | 犬部5画 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準1級 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『狗』の字には少なくとも、狗・ 狗・ 狗の3種の読み方が存在する。
意味
卑しいもののたとえ／いぬ
熟語
四字熟語
「狗」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
| 狗尾続貂 | 鶏鳴狗盗 | 跖狗吠尭 |
| 兎死狗烹 | 羊頭狗肉 |
狗奴国【くぬこく】
[Romaji]KunuKoku
[歴]くなこく(狗奴国)。
狗奴国【くなこく】
[Romaji]KunaKoku
[歴]紀元３世紀、邪馬台国(ヤマタイコク)の南にあった倭(ワ)の強国。『魏志倭人伝』によれば男王卑弥弓呼(ヒミココ)が支配し、AD.247年に女王卑弥呼(ヒミコ)をいただく邪馬台国と戦う。
「くなのくに(狗奴国)」、「くぬこく(狗奴国)」とも呼ぶ。
小天狗【こてんぐ】
[日本伝説]小さい天狗。また、天狗の位の低いもの。
カラス天狗にはカラス(烏)のようなくちばしがある。
エソ／狗母魚【えそ】
[魚]ヒメ目(Aulopiformes)エソ科(Synodontidae)の海魚の総称。
- 属(genus)
-
マエソ属(Saurida)。
ミズテング属(Harpadon)。大天狗【だいてんぐ】
[日本伝説]大きな天狗。また、天狗の位の高いもの。
赤ら顔で鼻が高い。文字コード
「狗」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
「狗」の文字コード一覧 Unicode 1 U+72D7 JISX0213 1-22-73 戸籍統一文字番号 2 228530 住基ネット統一文字 J+72D7 文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
「狗」の検字番号一覧 書籍 出版社 検字番号 角川大字源3 角川書店 5700 新大字典4 講談社 9624 新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6906 大漢和辞典6 7 大修館書店 20345 大漢語林8 大修館書店 6775 辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「狗」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「狗」についての総括- 狗の画数 ：8画
- 狗の部首 ： 犬
- 狗の読み方：コウ・ク・いぬ
- 狗の意味 ：卑しいもののたとえ／いぬ
以上で「狗」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
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