「笞」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、笞刑(ちけい)/五刑の一つ/むち打つ/むち/しもとなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、竹部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「笞」
字体
読み 音読み
訓読み しもと
むち
むちう()
部首 竹部
画数 総画数 11画
部首内画数 竹部5画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級

書き方・読み方

書き方

笞_書き方
笞の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、笞つむちうつむちしもとの4種の読み方が存在する。

意味

笞刑(ちけい)/五刑の一つ/むち打つ/むち/しもと

笞【ち】
  • 刑罰の道具の一つ。むち(笞)・しもと(笞・楚)。
  • むち(笞)で罪人を打つ刑罰。
    「笞刑(チケイ)」、「笞罪(チザイ)」とも呼ぶ。
  • [古]律令制の五刑の一つで、最も軽いもの。
    杖(ジョウ)よりも細いむち(笞)で尻をたたく。10回・20回・30回・40回・50回の五等級があった。ごけい(五刑)、じょう(杖)。
  • 笞の用法:五刑

    五刑【ごけい】とは、古代中国発祥の刑罰体系。日本には「刑」を「」と置き換えて律令制度に組み込まれた。死罪・笞罪・杖罪・徒罪・流罪で五罪と成す。

    五刑の種類
    時代 刑名 略字 内容
    大辟たいへき 死刑
    墨刑ぼっけい 墨を体に入れる
    劓刑ぎけい 鼻を削ぐ
    剕刑ひけい 足を切る
    宮刑きゅうけい 局部を切断/幽閉する
    死刑しけい 死刑
    笞刑ちけい で打つ
    杖刑じょうけい で打つ
    徒刑ずけい 強制労働を課す
    流刑るけい 島流し

    熟語

    笞【ち】

    刑罰の道具の一つ。むち(笞)・しもと(笞・楚)。
    むち(笞)で罪人を打つ刑罰。

    笞罪【ちざい】

    ちけい(笞刑)

    笞刑【ちけい】

    笞(ムチ)で罪人の身体を打つ刑罰。
    「笞罪(チザイ)」とも呼ぶ。ち(笞)、[2]がんとれっと(ガントレット)。

    文字コード

    「笞」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「笞」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+7B1E
    JISX0213 1-67-90
    戸籍統一文字番号 2 289970
    住基ネット統一文字 J+7B1E

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「笞」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 7001
    新大字典4 講談社 11607
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8474
    大漢和辞典6 7 大修館書店 25921
    大漢語林8 大修館書店 8220

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    まとめ

    「笞」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「笞」についての総括
    1. 笞の画数 :11画
    2. 笞の部首 : 竹
    3. 笞の読み方:チ・むちうつ・むち・しもと
    4. 笞の意味 :笞刑(ちけい)/五刑の一つ/むち打つ/むち/しもと
    以上で「笞」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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