「若」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、わかい/年が少なく熟していない/幼い/青いなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、艸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「若」
字体
読み 音読み 《外》ジャ
《外》ニャ
《中》ジャク
《高》ニャク
訓読み わか()
《高》(しくは)
《外》ごと()
《外》()
《外》なんじ
《外》()
部首 艸部
口部
画数 総画数 8画
部首内画数 艸部5画
口部5画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

若_書き方
若の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ニャクニャジャクジャ若いわかい若しくはもしくは若しもしなんじ若くしく若しごとしの10種の読み方が存在する。

意味

  1. わかい。なくしていない。い。い。類義語: 対義語:
    • ジャク。「若年・若輩」
    • ニャク。「老若・老若男女(ろうにゃくなんにょ)」
  2. いくらか。し。かに。
    • ジャク。「若干」
  3. 梵語の音訳字。
    • ニャ。「般若(はんにゃ)・蘭若(らんにゃ)」
  4. 若狭国(わかさこく)の略称。
    • ジャク。「若州」
  5. ごとし。…のようだ。比況の助動詞。類義語:
    • ジャク。「傍若・傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」
  6. 《漢文》順接仮定の助字。
    • ジャク。「自若・瞠若(どうじゃく)」

若の用法:北陸道(行政区画)

北陸道(行政区画)【ほくりくどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の新潟県、富山県、石川県、福井県にまたがる地域をさす。

北陸道の一覧
北陸道
律令国名 州名 略字
若狭国 若州
越前国 越州
加賀国 加州
能登国 能州
越中国 越州
越後国 越州
佐渡国 佐州
渡州

若の用法:助字(漢文)

助字(漢文)【じょじ】とは、漢文の品詞の一つ。文法の構成を助ける付属語。日本語の助詞・助動詞に通ずる。助辞。

《漢文》助字の種類
前置詞
接続詞
結構助詞
順接仮定
逆接仮定
使役助字 使
文末助字
結果

熟語

四字熟語

「若」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「若」が入る四字熟語
鷹揚自若おうようじじゃく 神色自若しんしょくじじゃく 泰然自若たいぜんじじゃく
老若男女ろうにゃくなんにょ

若子【わくご】

若い男をほめていう言葉。若様。

若狭【わかさ】

[Romaji]Wakasa

[歴]旧国名。北陸道の一国。現在の福井県の西部。

若桜【わかさ】

[Romaji]Wakasa

わかさちょう(若桜町)

般若【はんにゃ】

[梵]panna(パンニャー)

[仏]六波羅密(ロクハラミツ)の一つで、「知恵」。
「般若波羅密」とも呼ぶ。
「知恵」の意味。

若松【わかまつ】

[Romaji]Wakamatsu

わかまつく(若松区)
[地]わかまつじま(若松島)
[古]わかまつし(若松市)
[古]わかまつちょう(若松町)

文字コード

「若」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「若」の文字コード一覧
Unicode 1 U+82E5
JISX0213 1-28-67
戸籍統一文字番号 2 343850
住基ネット統一文字 J+82E5

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「若」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 8211
新大字典4 講談社 13686
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 10056
大漢和辞典6 7 大修館書店 30796’
大漢語林8 大修館書店 9355

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第6学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「若」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「若」についての総括
  1. 若の画数 :8画
  2. 若の部首 : 艸,口
  3. 若の読み方:ニャク・ニャ・ジャク・ジャ・わかい・もしくは・もし・なんじ・しく・ごとし
  4. 若の意味 :わかい/年が少なく熟していない/幼い/青い
以上で「若」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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