「鉢」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、はち/深くて口の大きい皿などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、金部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「鉢」
字体
読み 音読み ハチ
《高》ハツ
訓読み
部首 金部
画数 総画数 13画
部首内画数 金部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

鉢_書き方
鉢の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ハツハチの2種の読み方が存在する。

意味

  1. はち。くてきい。「乳鉢・火鉢・植木鉢」
  2. うもの。。頭蓋骨。「鉢巻(はちまき)・金鉢・筋鉢・練鉢・星鉢」
  3. 使う食器。「衣鉢・托鉢(たくはつ)」

熟語

四字熟語

「鉢」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「鉢」が入る四字熟語
三衣一鉢さんえいっぱち

衣鉢【いはつ】

[仏]さんえいっぱつ(三衣一鉢)
「えはつ(衣鉢)」とも呼ぶ。

鉢屋【はちや】

[歴]江戸時代、鉢または瓢(ヒサゴ)をたたき歩いて布施(フセ)をうけた者。賎民として扱われ、竹細工を主業とし、農業・漁業にも従事した。
「ちゃせん(茶筅、茶筌)」、「ささら(簓)」とも呼ぶ。

衣鉢【えはつ】

[仏]さんえいっぱつ(三衣一鉢)
いはつ(衣鉢)

托鉢【たくはつ】

[英語]mendicancy

[仏]修行僧が、鉢を持って市中を歩き、経を唱えて米や金のほどこしを受けること。
「こつじき(乞食)([梵]pinaapata)」とも呼ぶ。ずだ(頭陀)。

鉢特摩【はどま】

[梵]padma

[仏]八寒地獄の第七番目。はちかんじごく(八寒地獄)、ぐれんじごく(紅蓮地獄)。
「大鉢頭摩処」は焦熱地獄(ショウネツジゴク)に付随する小地獄の一つ。

文字コード

「鉢」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「鉢」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9262
JISX0213 1-40-13
戸籍統一文字番号 2 457500
住基ネット統一文字 J+9262

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「鉢」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10540
新大字典4 講談社 17758
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13269
大漢和辞典6 7 大修館書店 40317
大漢語林8 大修館書店 11994

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「鉢」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「鉢」についての総括
  1. 鉢の画数 :13画
  2. 鉢の部首 : 金
  3. 鉢の読み方:ハツ・ハチ
  4. 鉢の意味 :はち/深くて口の大きい皿
以上で「鉢」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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