「鮮」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あざやか/色や形がはっきりしていて美しいなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、魚部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「鮮」
字体
読み 音読み セン
訓読み あざ(やか)
《外》あたら(しい)
《外》すく(ない)
部首 魚部
画数 総画数 17画
部首内画数 魚部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

鮮_書き方
鮮の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セン鮮ないすくない鮮しいあたらしい鮮やかあざやかの4種の読み方が存在する。

意味

  1. あざやか。がはっきりしていてしい。「鮮紅・鮮明・鮮緑・鮮麗・鮮烈」
  2. しい。きがいい。生々しい。「鮮魚・鮮血・鮮度・新鮮・生鮮」
  3. すくない。希少である。か。「鮮少」

熟語

四字熟語

「鮮」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「鮮」が入る四字熟語
旗幟鮮明きしせんめい 鮮美透涼せんびとうりょう

鮮卑【せんぴ】

[中国語]Xianbei

[歴]古代、東モンゴル地方にいた遊牧民族の一つ。
戦国時代の東胡(DongHu)(トウコ)の一部族といわれる。
漢初期は匈奴(キョウド)の支配下にあり、シラムレン川(XarMoron)流域に遊牧。

海鮮【かいせん】

[食]魚や貝などの、新鮮な海産物。
海鮮丼(カイセンドン)

鮮人【せんじん】

[Romaji]senjin

[古]朝鮮人の略称。

内鮮【ないせん】

[Romaji]Naisen

[古]内地人(日本人)と朝鮮人の併称。
日本が朝鮮半島(外地)を統治した時代に使用された。
内鮮融和
当時は、朝鮮人も日本国籍を持つ「日本人」であった。

鮮新世【せんしんせい】

[英語]Plioceneepoch

[地]地質時代の時代区分の一つ。新生代第三紀を五つに分けた区分のうち最後の時代。新第三紀では中新世の後、第四紀更新世の前の時代。

文字コード

「鮮」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「鮮」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9BAE
JISX0213 1-33-15
戸籍統一文字番号 2 521830
住基ネット統一文字 J+9BAE

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「鮮」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 11784
新大字典4 講談社 20062
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 14730
大漢和辞典6 7 大修館書店 46133
大漢語林8 大修館書店 13372

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「鮮」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「鮮」についての総括
  1. 鮮の画数 :17画
  2. 鮮の部首 : 魚
  3. 鮮の読み方:セン・すくない・あたらしい・あざやか
  4. 鮮の意味 :あざやか/色や形がはっきりしていて美しい
以上で「鮮」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。