「主」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あるじ/一家の長/家の主人/また、使用人の主人などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、丶部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「主」
字体
読み 音読み シュ
《高》
訓読み おも
ぬし
《外》あるじ
《外》つかさど()
部首 丶部
画数 総画数 5画
部首内画数 丶部4画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

主_書き方
主の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、シュぬし主るつかさどるおもあるじの6種の読み方が存在する。

意味

  1. あるじ。一家のの主人。また、使用人の主人。
  2. 中心的で重要なもの。中心となる。「会社のな人々」
  3. 支配者。のあるじ。ぬし。家長。もちぬし。反義語:
  4. 「主人・戸主・主婦・祭主・喪主(もしゅ)・亭主・店主・金主・坊主(ぼうず)・管主・庵主(あんじゅ)・自主・無主」
  5. かしら。団体の。「主権・天主・君主・法主(ほうしゅ)(ほっす)・盟主・謀主・主将・主領・主位・暗主・英主」
  6. としてえる相手をさす。反義語:。「主君・主従(しゅじゅう)(しゅうじゅう)・主人・主家・主用・主命・主筋(しゅうすじ)」
  7. る。中心となって仕事をすること。「主宰・主査・主典・主管・主筆・主謀・主治医」
  8. 接待をするれる。あるじ。ホスト。「主客・賓主・主催」反義語:客
  9. キリストにおける、またはイエス・キリスト。「主よ」
  10. 中心的な。となる。重要な役割をつもの。「主たる原因」
  11. きをもつもの。行為をなすもの。メイン。「主体・主観・主語」

熟語

四字熟語

「主」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「主」が入る四字熟語
烏孫公主うそんこうしゅ 自主独立じしゅどくりつ 主義主張しゅぎしゅちょう
三日坊主みっかぼうず

座主【ざす】

「一座の主」の意味。

[仏]寺の事務を総理する僧職の首座。
[仏]本山の寺の主席の僧。

地主【ちしゅ】

その土地の所有者。
一般には「じぬし(地主)」と呼ぶ。
地の神。

苦主【くしゅ】

[漢]他人に殺された人の親族。

名主【なぬし】

[歴]江戸時代、町奉行の下で、町人に関する民政(徴税・治安)を行う世襲制の公吏。
関西では「庄屋(ショウヤ)」、「肝煎り(キモイリ)」と呼ぶ。
中世では「みょうしゅ」と呼ばれ、江戸時代になり訓読されたもの。

村主【すぐり】

[歴]古代の姓(カバネ)の一つ。
韓・漢からの渡来人の統率者に与えられ、県主(アガタヌシ)に属して、戸口(ココウ)・租帳などを取り扱った。
「すくり(村主)」とも呼ぶ。

文字コード

「主」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「主」の文字コード一覧
Unicode 1 U+4E3B
JISX0213 1-28-71
戸籍統一文字番号 2 001140
住基ネット統一文字 J+4E3B

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「主」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 45
新大字典4 講談社 112
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 81
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 58

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第3学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「主」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「主」についての総括
  1. 主の画数 :5画
  2. 主の部首 : 丶
  3. 主の読み方:ス・シュ・ぬし・つかさどる・おも・あるじ
  4. 主の意味 :あるじ/一家の長/家の主人/また、使用人の主人
以上で「主」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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