「印」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いん/はんこ/印影をあらわに出すために押す物体などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、卩部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「印」
字体
読み 音読み イン
訓読み しるし
《外》しる()
部首 卩部
画数 総画数 6画
部首内画数 卩部4画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検7級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

印_書き方
印の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、インしるし印すしるすの3種の読み方が存在する。

意味

  1. いん。はんこ。印影をあらわにすためにす物体。「印顆(いんか)・印鑑・印形(いんぎょう)・印章・印判・印材・印刻・印綬(いんじゅ)・印紙・印籠(いんろう)・実印・調印・捺印(なついん)・封印・烙印(らくいん)・契印・検印・極印(ごくいん)・丸印・角印」
  2. しるす。しるしづける。「印象」
  3. ること。「印刷・印行・影印・印本」
  4. りや誓願の内容をすために手指で。「印契(インゲイ)・印呪(インジュ)・ぶ」
  5. 「イン」にたる外国語音をすのに使う。にインドの略称。「印度・中印・印綿・日印・仏印・蘭印」
  6. しるし。との見分けをつける手段としての。類義語:
    • 符号・・記章・合図の。記号。「目印・三角印・星印」
    • 証拠となるもの。となってあらわれるもの。「夫婦のの印」
    • し。前兆。「雪は豊年の印」
    • った証拠として。首級。「印をあげる」
印【いん】
  • 判子(ハンコ)。
  • [仏]参照いんげい(印契)
  • インド(印度)の略。
  • 熟語

    印【いん】

    判子(ハンコ)。
    [仏]参照いんげい(印契)
    インド(印度)の略。

    印字【いんじ】

    [英語]printing

    プリンタやタイプライタで文字を印刷すること。
    [計]プリンタで文字や画像を印刷すること。

    印旛【いんば】

    [Romaji]Imba

    [地]いんばぬま(印旛沼)
    いんばぐん(印旛郡)
    いんばむら(印旛村)

    印紙【いんし】

    収入印紙の略称。
    (まれ)インドの新聞・新聞社。

    印伝【いんでん】

    [Romaji]inden

    羊または鹿の鞣革(ナメシガワ)に、ウルシ(漆)で型染(カタゾメ)したもの。また、その革で作った袋物など。
    甲州印伝
    名称は「インド伝来」の略称とも、オランダ語の「インドの(Indien)」の転訛とも。

    文字コード

    「印」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「印」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5370
    JISX0213 1-16-85
    戸籍統一文字番号 2 032980
    住基ネット統一文字 J+5370

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「印」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 950
    新大字典4 講談社 1550
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1160
    大漢和辞典6 7 大修館書店 2848
    大漢語林8 大修館書店 1140

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第4学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第4学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第4学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第4学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「印」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「印」についての総括
    1. 印の画数 :6画
    2. 印の部首 : 卩
    3. 印の読み方:イン・しるし・しるす
    4. 印の意味 :いん/はんこ/印影をあらわに出すために押す物体
    以上で「印」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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