「大」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

大とは、形や程度がおおきいなどの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、大部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『大』の字には少なくとも、大ダイ・ 大ダ・ 大タイ・ 大タ・ 大きいおおきい・ 大いにおおいに・ 大おおの7種の読み方が存在する。

意味

1. 形や程度がおおきい。対義語：小
   • タイ。「大河・大海・大樹・大陸」
   • ダイ。「大隊・大道・寛大・巨大・甚大・長大・莫大・肥大」
   • おお。「大型・大空・大幅」
2. おおきく見せる。驕る。威張る。
   • ダイ。「誇大・尊大」
3. 数や量が多い。
   • タイ。「大金・大軍・大群・大差・大衆・大数・大勢(たいぜい)・大部・大漁・大量」
4. おおいに。非常に。甚だ。
   • タイ。「大安・大慶・大暑・大層・大変」
   • ダイ。「大吉・大凶・大分」
5. 優れた。重要な。立派な。
   • タイ。「大器・大義・大国・大作・大成・大切・大任・大役」
   • ダイ。「偉大・正大(せいだい)」
6. 等級や位の頂点を表す語。対義語：少・小
   • タイ。「大尉・大将・大佐・大老」
   • ダイ。「大王・大師・大臣・大徳・大領・大統領・大納言」
7. だいたい。凡そ。あらまし。
   • タイ。「大意・大概・大観・大局・大綱・大勢(たいせい)・大抵・大要・大略」
   • ダイ。「大体」
8. 相手に対する敬称。
   • タイ。「大兄・大命」
9. 物のおおきさを表す接尾語。
   • ダイ。「拳大・原寸大・米粒大・実物大・等身大・一口大」
10. 大学の略称。
    • ダイ。「大卒・医大・音大・芸大・国大・私大・短大・農大・美大」

大の用法：命数法(大数)

命数法(大数)【めいすうほう】とは、数を表す単位。万よりも大きい数については万進法（四桁刻み）の扱いとなる。

大の用法：尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)

尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

熟語

四字熟語

「大」の漢字を語中にもつ四字熟語60種を表にまとめる。

大鋸【おが】

板挽(イタヒキ)用の大きなノコギリ(鋸)。
エ字形の木枠の片側に帯鋸(オビノコ)を取りつけ、反対側を紐(ヒモ)でしぼり、鋸身を張ったもの。
丸太や厚い板材を二人で両側から縦挽きして板を製する。

五大【ごだい】

[仏]万物を生成する、地・水・火・風・空の五つの要素。
大日如来の真言(シンゴン)「阿毘羅吽欠(avirahumkham)」を地(a)・水(va)・火(ra)・風(ha)・空(kha)に配したもの。あびらうんけん(阿毘羅吽欠)。

大和【やまと】

[Romaji]Yamato

やまとし(大和市)
やまとちょう(大和町)
やまとそん(大和村)
[地]やまとがわ(大和川)
[交]やまとえき(大和駅)
[古]やまとまち(大和町)
[古]やまとむら(大和村)
[歴][軍]旧日本海軍の戦艦。６万9,100トン。母港は広島県呉市。

大佐【たいさ】

[軍]将校の階級で、佐官の最上位。少将(准将)の下位、中佐の上位。
英語では、陸軍が「カーネル(colonel)」、海軍が「キャプテン(captain)」、空軍が「グループ・キャプテン(groupcaptain)」。

大根【だいこ】

だいこん(大根)の転。
だいこん(ダイコン、大根)
。

文字コード

「大」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「大」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。