「姿」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

姿とは、がた/かたち/人や物の外見、および様子/見なり/体の格好などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、女部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「姿」
字体 姿
読み 音読み
訓読み すがた
部首 女部
画数 総画数 9画
部首内画数 女部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

姿_書き方
姿の書き順【筆順】

読み方

姿』の字には少なくとも、姿姿すがたの2種の読み方が存在する。

意味

  1. がた。かたち。の外見、および様子。なり。の格好。「姿勢・姿体・姿態・英姿・天姿・風姿・容姿・雄姿・麗姿」

熟語

四字熟語

「姿」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。

「姿」が入る四字熟語
英姿颯爽えいしさっそう 仙姿玉質せんしぎょくしつ 千姿万態せんしばんたい
天姿国色てんしこくしょく 容姿端麗ようしたんれい 妖姿媚態ようしびたい
竜章鳳姿りゅうしょうほうし

掻取姿【かいどりすがた】

着物の褄(ツマ)をとって裾(スソ)を少しつまみ上げた女性の姿。
下着の赤い蹴出(ケダ)しがわずかに見えて、婀娜(アダ)っぽい姿とされる。けだし(蹴出し)。

喝食姿【かっしきすがた】

[歴]主に武家の童子が元服まで結った髪形。
髻(モトドリ)を頭頂で結んで後ろに垂らし、肩のあたりで切りそろえる。
単に「喝食」とも呼ぶ。

不動の姿勢【ふどうのしせい】

[軍]「気を付け」の号令がかかっている時の姿勢。銃は台尻を地面に付け、銃身を右手に持ち支える。けいれい(敬礼、敬禮)、うでにつつ(腕に銃)、ささげつつ(捧げ銃)。

風姿花伝【ふうしかでん】

[芸]室町中期、世阿弥(ゼアミ)元清の能楽論書。
1400~1402(応永7~応永9)ころに成立し、「年来稽古条々」・「物学(モノマネ)条々」・「問答条々」・「神儀」・「奥義」・「花修」・「別紙口伝」の7編から成る。
能の本質の「花」・「幽玄」や歴史、父観阿弥(カンアミ)の口述した能楽論を中心に能作論・演出法述べ、また世阿弥自身の修業や思想を展開する広範囲の内容を含む。

文字コード

「姿」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「姿」の文字コード一覧
Unicode 1 U+59FF
JISX0213 1-27-49
戸籍統一文字番号 2 071760
住基ネット統一文字 J+59FF

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「姿」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1860
新大字典4 講談社 3161
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2319
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 2265

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第6学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「姿」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「姿」についての総括
  1. 姿の画数 :9画
  2. 姿の部首 : 女
  3. 姿の読み方:シ・すがた
  4. 姿の意味 :がた/かたち/人や物の外見、および様子/見なり/体の格好
以上で「姿」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。