「威」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、厳か/堂々たる様子/重々しいなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、女部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「威」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》おど()
部首 女部
画数 総画数 9画
部首内画数 女部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

威_書き方
威の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、威すおどすの2種の読み方が存在する。

意味

  1. か。堂々たる様子。重々しい。「威徳・威風・威容・威儀・威令・威名・威厳・威光」
  2. おどす。かす。類義語:「威圧・威嚇」
  3. わせるい。勢力。「威勢・権威」

熟語

四字熟語

「威」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「威」が入る四字熟語
威風堂々いふうどうどう 威風堂堂いふうどうどう

御稜威【みいつ】

「いつ(厳)」の尊敬語。
天皇・神などの御威光・御威勢。

威馳【いち】

[中国語]Weichi

[交]ヴぃおす(ヴィオス)

神威駅【かもいえき】

[歴][交]北海道歌志内市(ウタシナイシ)神威にあった、国鉄函館本線の歌志内支線の駅。
西歌駅と歌神(カシン)駅の間。

鹿威し/鹿威【ししおどし】

そうず(添水)
[農]田畑に来る鳥獣を威(オド)して追い払うための仕掛け。
案山子(カカシ)・鳴子・添水(ソウズ)など。なるこ(鳴子)、ろくさい(鹿砦、鹿柴)。

神威岳/神威嶽【かむいだけ】

[Romaji]KamuiDake

[地]南千島列島の択捉島(エトロフトウ)の北東端にある円錐状(コニーデ)の火山。標高1,322メートル。

文字コード

「威」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「威」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5A01
JISX0213 1-16-50
戸籍統一文字番号 2 071540
住基ネット統一文字 J+5A01

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「威」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1845
新大字典4 講談社 3164
新潮日本語漢字辞典5 新潮社
大漢和辞典6 7 大修館書店 6259
大漢語林8 大修館書店 2251

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「威」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「威」についての総括
  1. 威の画数 :9画
  2. 威の部首 : 女
  3. 威の読み方:イ・おどす
  4. 威の意味 :厳か/堂々たる様子/重々しい
以上で「威」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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