「定」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、さだめる/さだまる/決めるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、宀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「定」
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読み 音読み テイ
ジョウ
《外》チョウ
訓読み さだ(まる)
さだ(める)
《高》さだ()
《外》(まる)
部首 宀部
画数 総画数 8画
部首内画数 宀部5画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

定_書き方
定の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、テイチョウジョウ定めるさだめる定まるさだまる定かさだか定まるきまるの7種の読み方が存在する。

意味

  1. さだめる。さだまる。める。
    • テイ。「定員・定価・定期・定義・定刻・定時・定説・定例・定論・仮定・改定・確定・既定・協定・決定・限定・肯定・暫定・指定・推定・制定・選定・想定・測定・断定・認定・判定・否定・評定・法定・未定・予定」
    • ジョウ。「定規・定業(じょうごう)・定石・定命(じょうみょう)・定紋・治定・必定」
  2. さだめ。まり。まりった。
    • テイ。「定款(ていかん)・定義・定理・規定」
  3. まる。く。位置がかない。
    • テイ。「定住・定着・定点・安定・一定・固定・鎮定・不定・平定」
  4. 《仏教》集中して雑念をる。また、その瞑想状態。対義語:
    • ジョウ。「定心・出定・禅定・入定」
定【じょう《じやう》】
  • [仏]精神が仏道に定まった境地(キョウチ)。
    ⇔さん(散)
  • 定の用法:十二直

    十二直【じゅうにちょく】とは、北極星を中心とした北斗七星のが示す方位を十二分割したもの。後に吉凶の判断に用いられた。

    十二直の一覧
    名称 読み 意味
    たつ 物事を建て生じる日
    のぞく 障碍を取り除く日
    みつ 全てが満たされる日
    たいら 物事を公平に分ける日
    さだん 物事の善悪が定まる日
    とる 物事を執り行う日
    やぶる 勝負事に破れる日
    あやぶ 危険が伴う日
    なる 物事が成就する日
    おさん 物事をとり納める日
    ひらく 運が開ける日
    とづ 運が閉じる日

    熟語

    四字熟語

    「定」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。

    「定」が入る四字熟語
    会者定離えしゃじょうり 蓋棺事定がいかんじてい 生死不定しょうじふじょう
    紳士協定しんしきょうてい 痛定思痛つうていしつう 兵隊勘定へいたいかんじょう
    老少不定ろうしょうふじょう

    定芽【ていが】

    [英語]definitebud

    [植]芽の定位置である茎の頂端や葉腋から生ずる芽。
    頂芽(チョウガ)(terminalbud)や腋芽(エキガ)(axillarybu)など。
    ⇔ふていが(不定芽)

    保定【ほてい】

    [中国語]Baoding

    ほていし(保定市)

    定検【ていけん】

    [俗]定期検査の略称。
    「検定」は「検定試験」などの略称。

    必定【ひってい】

    [漢]必ず安定すること。ひつじょう(必定)。

    定通【ていつう】

    [交](列車・汽車・電車で)定時に通過すること。また、その呼称。そうつう(早通)、えんつう(延通)。

    文字コード

    「定」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「定」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5B9A
    JISX0213 1-36-74
    戸籍統一文字番号 2 080800
    住基ネット統一文字 J+5B9A

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「定」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 2059
    新大字典4 講談社 3470
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2551
    大漢和辞典6 7 大修館書店 7109
    大漢語林8 大修館書店 2505

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第4学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「定」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「定」についての総括
    1. 定の画数 :8画
    2. 定の部首 : 宀
    3. 定の読み方:テイ・チョウ・ジョウ・さだめる・さだまる・さだか・きまる
    4. 定の意味 :さだめる/さだまる/決める
    以上で「定」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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