「客」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

客とは、まろうど／訪ね人／招かれ人などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、宀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『客』の字には少なくとも、客ケ・ 客キャク・ 客カク・ 客カ・ 客まろうどの5種の読み方が存在する。

意味

1. まろうど。訪ね人。招かれ人。対義語：主「客人・客間・先客・珍客・賓客・来客」
2. 旅。旅人。「客死・客舎」
3. 料金を払う人。商売の取引先。「客車・客席・観客・顧客・上客・乗客・船客・旅客」
4. ある分野に秀でた人。「論客・政客・墨客・俠客(きょうかく)・剣客」
5. 迎えられる立場。一時的な。「客分・客員・客将(かくしょう)・客演」
6. 第三者の立場。他のもの。対義語：主「客観・客体・客語」
7. 過ぎ去ったことを表す語。「客年・客歳・客月・客臘(かくろう)」
8. 接待用の器を数える語。「吸物椀三客」

熟語

四字熟語

「客」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

客死【かくし】

異郷で死ぬこと。旅先など故郷から離れた土地で死ぬこと。
「きゃくし(客死)」とも呼ぶ。

客土【かくど】

[Romaji]kakudo、[中国語]客土(ketu)

旅先の土地・他郷・異郷。
[農]きゃくど(客土)
。

客家【はっか】

[客家方言]Hakka、[中国語]Kejia

中国南東部、広東省(GuangdongSheng)(カントンショウ)を中心に福建省(FujianSheng)(フッケンショウ)・広西チワン族自治区(GuangxiZhuangzuZizhiqu)の丘陵地一帯に居住する漢民族。
かつて華北から集団で移住してきた漢民族の子孫で、団結力が強く、土着民や他の漢民族と融和(ユウワ)せずに、独特の風俗と方言をもつ。
しばしば本地([客]punti、[中国語]bendi)(ブンチ)(土着民)と械闘([客]feuding、[中国語]xiedou)(カイトウ)(武装闘争)を起す。

刺客【しかく】

暗殺を行う者。暗殺者。
英語で「アサシン(assassin)」とも呼ぶ。

客霊【かくれい】

異郷で亡(ナ)くなった人の霊魂。
「きゃくれい(客霊)」とも呼ぶ。かくし(客死)。

文字コード

「客」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「客」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。