「宮」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

宮とは、みや／神を祭るところ／神社などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、宀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『宮』の字には少なくとも、宮グウ・ 宮ク・ 宮キュウ・ 宮みや・ 宮いえの5種の読み方が存在する。

意味

1. みや。神を祭るところ。神社。「宮司・参宮・神宮・遷宮」
2. 神・天子・皇族・仙人などが住む御殿。皇室。皇居。「宮女・宮城・宮中・宮廷・宮殿・宮室・王宮・行宮(あんぐう)・後宮・斎宮・東宮・迷宮・竜宮・離宮・宮内(くない)・水晶宮」
3. 后妃。后妃が住まう建物。屋敷。「中宮」
4. 天球の区分。黄道十二宮。黄道十二星座。「十二宮」
5. 五刑の一つ。去勢する刑罰。「宮刑」
6. 五声(五聲)・五音の一つ。「宮声」

宮の用法：五刑

五刑【ごけい】とは、古代中国発祥の刑罰体系。日本には「刑」を「罪」と置き換えて律令制度に組み込まれた。死罪・笞罪・杖罪・徒罪・流罪で五罪と成す。

宮の用法：五声・五聲

五声・五聲【ごせい】とは、古代中国の音楽で使われる五つの音の高さ/音階。現代では五音(ごいん・ごおん)としても用いられる。五行に通ずる。

熟語

宮【きゅう】

[中国語]gong

宮僧【くそう】

しゃそう(社僧)
。

宮古【みやこ】

[Romaji]Miyako

宮家【みやけ】

紋所は裏菊を共通に用いる。うらぎく(裏菊)。
宮号(ミヤゴウ)をもつ皇族。

外宮【げくう】

豊受(トヨウケ)大神宮の別称。
⇔ないくう(内宮)とようけだいじんぐう(豊受大神宮)
伊勢神宮では「宮」を清音に読む慣習がある。
。

文字コード

「宮」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「宮」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。