「彌」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「弥」については「弥(漢字)」をご覧ください。

とは、遠い/久しい/いよいよ/より一層/あまねし/広く行きわたる/わたるなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、弓部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「彌」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
訓読み
《外》あまね()
《外》いや
《外》いよいよ
《外》つくろ()
《外》ひさ(しい)
《外》わた()
部首 弓部
画数 総画数 17画
部首内画数 弓部14画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級漢検準1級
異体字「弥」
字体
画数 8画
Unicode U+5F25
JISX0213 1-44-79

書き方・読み方

書き方

彌_書き方
彌の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、彌るわたる彌しいひさしい彌うつくろういよいよいや彌しあまねしの10種の読み方が存在する。

意味

遠い/久しい/いよいよ/より一層/あまねし/広く行きわたる/わたる

熟語

阿弥陀/阿彌陀【あみだ】

[梵]Amitayus(無量寿)/Amitabha(無量光)

[仏]如来(ニョライ)。
左の脇侍(キョウジ)は観世音(カンゼオン)菩薩、右は勢至(セイシ)菩薩。
「阿弥陀如来」、「阿弥陀仏(ブツ)」とも、如来と二観音を併せて「阿弥陀三尊(サンゾン)」と呼ぶ。

六弥太/六彌太【ろくやた】

[食]豆腐の別称。
とうふ(トウフ、豆腐)
女房詞で豆腐を「おかべ(御壁)」と言うことから、源義経の家臣岡部六弥太にかけたもの。やたいち(弥太一)。

ミルトン/彌耳敦【みるとん】

JohnMilton(ジョン・ミルトン)

[人]イギリス、ルネサンス後期の詩人(1608~1674)。
ケンブリッジ大学卒業。職に就かず、古典研究にいそしみ、叙情詩『快活な人』・『沈思の人』、仮面劇『コーマス』、弔詩『リシダス』などを著す。

阿弥陀仏/阿彌陀佛【あみだぶつ】

[仏]あみだ(阿弥陀、阿彌陀)

六阿弥陀/六阿彌陀【ろくあみだ】

奈良時代の名僧行基(ギョウキ)菩薩が一本の霊木を彫って安置したと伝えられる6体の阿弥陀像。
いづれも東京にあり、江戸時代に武州六阿弥陀参りが盛んに行なわれた。
1番目は北区豊島町2-14-1の西福寺(真言宗豊山派)。

文字コード

「彌」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「彌」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5F4C
JISX0213 1-55-29
戸籍統一文字番号 2 111630
住基ネット統一文字 J+5F4C

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「彌」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2633
新大字典4 講談社 4586
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3262
大漢和辞典6 7 大修館書店 9877
大漢語林8 大修館書店 3155

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「彌」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「彌」についての総括
  1. 彌の画数 :17画
  2. 彌の部首 : 弓
  3. 彌の読み方:ミ・ビ・ド・わたる・や・ひさしい・つくろう・いよいよ・いや・あまねし
  4. 彌の意味 :遠い/久しい/いよいよ/より一層/あまねし/広く行きわたる/わたる
以上で「彌」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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