「挽」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、のこぎりで切る/細かくする/ひく/ひっぱるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、手部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「挽」
字体
読み 音読み バン
マン
ベン
メン
訓読み ()
部首 手部
画数 総画数 10画
部首内画数 手部7画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

挽_書き方
挽の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、メンマンベンバン挽くひくの5種の読み方が存在する。

意味

のこぎりで切る/細かくする/ひく/ひっぱる

熟語

四字熟語

「挽」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「挽」が入る四字熟語
名誉挽回めいよばんかい

畦挽き【あぜびき】

[建]あぜびき(畦挽き)

畦挽き【あぜびき】

[建]鋸(ノコギリ)の一種。
敷居(カモイ)・鴨居(カモイ)などの溝(ミゾ)(畦)をつけるのに用いる小形のもの。
溝の両側をノコ(鋸)で切り、その間はノミ(鑿)で削る。

木挽き/木挽【こびき】

木材を大鋸(オガ)で挽き切ること。また、それを業とする人。

茶を挽く【ちゃをひく】

碾茶(テンチャ)を茶臼(チャウス)で挽いて抹茶(マッチャ)を作る。まっちゃ(抹茶)。
おちゃをひく(お茶を挽く、御茶を挽く)

挽き型/挽型【ひきがた】

[工]円筒形の鋳物用の鋳型(mold)を造るときに用いる木型。
板に断面の半分を刻んだもので、軸木に取り付けて回転させ、全形の鋳型を造る。
外側の鋳型をロープ(rope)、内側の鋳型をコア(core)と呼ぶ。

文字コード

「挽」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「挽」の文字コード一覧
Unicode 1 U+633D
JISX0213 1-40-52
戸籍統一文字番号 2 136120
住基ネット統一文字 J+B1F0

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「挽」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3375
新大字典4 講談社 5571
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4085
大漢和辞典6 7 大修館書店 12111
大漢語林8 大修館書店 3994

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「挽」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「挽」についての総括
  1. 挽の画数 :10画
  2. 挽の部首 : 手
  3. 挽の読み方:メン・マン・ベン・バン・ひく
  4. 挽の意味 :のこぎりで切る/細かくする/ひく/ひっぱる
以上で「挽」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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