「揚」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あげる/あがる/高くあげるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「揚」
字体
読み 音読み ヨウ
訓読み (がる)
(げる)
部首 手部
画数 総画数 12画
部首内画数 手部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

揚_書き方
揚の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ヨウ揚げるあげる揚がるあがるの3種の読み方が存在する。

意味

あげる/あがる/高くあげる

揚の用法:九州(中華)

九州(中華)【きゅうしゅう】とは、古代中国における中華全土を分けた九つの。九州説は諸説あり、まとめた場合は十二州とされる。中国語では「世界」「天下」の意味をもつ。

九州・十二州の種類
州名 冀州 兗州 青州 徐州 揚州 荊州
略字
州名 豫州 梁州 雍州 幽州 営州 并州
略字

熟語

四字熟語

「揚」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「揚」が入る四字熟語
鷹揚自若おうようじじゃく 士気高揚しきこうよう 抑揚頓挫よくようとんざ

揚屋【あげや】

参照すみや(角屋)

揚げ/揚【あげ】

[料]油で揚げること。
[食]油で揚げた食品。
サツマ揚げ(薩摩揚げ)
[食]あぶらあげ(油揚げ、油揚)の略称。

釜揚げ【かまあげ】

[食]釜揚げ饂飩(ウドン)の略称。
[食]シラス(白子)を塩水で茹(ユ)でたままのもの。しらすぼし(しらす干し、白子干し、白子乾し)。

骨揚げ【こつあげ】

火葬にした遺骨を拾いあげ、骨壺(コツツボ)に入れること。はしわたし(箸渡し)、かそう(火葬)。

揚屋町【あげやまち】

揚屋が集まっている町。
[歴]江戸新吉原の遊郭(ユウカク)内にあった町名。

文字コード

「揚」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「揚」の文字コード一覧
Unicode 1 U+63DA
JISX0213 1-45-40
戸籍統一文字番号 2 138780
住基ネット統一文字 J+63DA

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「揚」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3472
新大字典4 講談社 5703
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4200
大漢和辞典6 7 大修館書店 12355
大漢語林8 大修館書店 4108

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「揚」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「揚」についての総括
  1. 揚の画数 :12画
  2. 揚の部首 : 手
  3. 揚の読み方:ヨウ・あげる・あがる
  4. 揚の意味 :あげる/あがる/高くあげる
以上で「揚」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。