「桟」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「棧」については「棧(漢字)」をご覧ください。

とは、崖などの険しい場所に作った道や橋などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「桟」
字体
読み 音読み サン
《外》セン
《外》シン
訓読み 《外》かけはし
《外》たな
部首 木部
画数 総画数 10画
部首内画数 木部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「棧」
字体
画数 12画
Unicode U+68E7
JISX0213 1-60-02

書き方・読み方

書き方

桟_書き方
桟の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、センシンサンたなかけはしの5種の読み方が存在する。

意味

  1. などのしい場所にった。「桟道・桟橋・雲桟」
  2. さん。床下をした横木。した。「受桟(うけさん)」
  3. さん。や障子にけた框(かまち)の中間にある横木。「横桟(よこざん)」

熟語

四字熟語

「桟」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「桟」が入る四字熟語
桟雲峡雨さんうんきょうう 天井桟敷てんじょうさじき

桟留針【さんとめばり】

木綿用の縫針(ヌイバリ)の一種。ふつうの木綿針より少し長い縫針。
「サントメ針」で、「留め針」の一種ではない。

桟橋/棧橋【さんばし】

[英語]pier(ピアー)

[海] 浮き桟橋:参照しーばーす(シーバース)

摺り桟/摺桟【すりざん】

[建]戸摺りの別称。
とずり(戸摺り、戸摺)

サントメ/桟留【さんとめ】

[葡]SaoThome

インド南東岸のコロマンデル(Coromandel)地方の別称。
木綿の産地。さんとめばり(桟留針)。

立神桟橋【たてがみさんばし】

[軍]海上自衛隊の佐世保基地(佐世保市)にある桟橋。
在日アメリカ軍の使用も認められている。

文字コード

「桟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「桟」の文字コード一覧
Unicode 1 U+685F
JISX0213 1-27-23
戸籍統一文字番号 2 166650
住基ネット統一文字 J+685F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「桟」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4193
新大字典4 講談社 6913
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5030
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 5094

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「桟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「桟」についての総括
  1. 桟の画数 :10画
  2. 桟の部首 : 木
  3. 桟の読み方:セン・シン・サン・たな・かけはし
  4. 桟の意味 :崖などの険しい場所に作った道や橋
以上で「桟」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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