「漆」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

漆とは、うるし／ウルシ科ウルシ属の落葉高木などの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『漆』の字には少なくとも、漆セツ・ 漆セチ・ 漆シツ・ 漆シチ・ 漆シ・ 漆うるしの6種の読み方が存在する。

意味

1. うるし。ウルシ科ウルシ属の落葉高木。「蔦漆(つたうるし)・山漆」
2. ウルシ木の汁からとれる黒い塗料。「漆器・漆工・漆黒・漆書・乾漆・膠漆(こうしつ)」
3. 「七」の大字・代用字。「漆拾伍・漆萬円」

漆の用法：大字

大字【だいじ】とは、単純な形をした漢数字を代用した表記手法。商取引などで文字の改竄による詐欺を防止する目的がある。証書を取り交わす際、記載される額面などに利用されている。

熟語

仮漆【かしつ】

[英語]varnish(ヴァーニッシュ)

わにす(ワニス)
。

ウルシ／漆【うるし】

[英語]lacquer(ラッカー)

ゴンゼツ／金漆【ごんぜつ】

[植]こしあぶら(コシアブラ、漉し油、漉油、金漆)
コシアブラの木から採取した樹脂液。
漉(コ)して金属のサビ止め塗料などに使用された。
「コシアブラ(漉し油、漉油、金漆)」とも呼ぶ。

漆園【しつえん】

漆の木を植えている畑。
[人]荘子の別称。
そうし(荘子)
。

彫漆【ちょうしつ】

[中国語]diaoqi、[英語]lacquerengraving／carvedlacquerware

文字コード

「漆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「漆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。