「炉」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

炉とは、ろ／いろり／火や香などを焚く場所／火床などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、火部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『炉』の字には少なくとも、炉ロ・ 炉ひばち・ 炉いろりの3種の読み方が存在する。

意味

1. ろ。いろり。火や香などを焚く場所。火床。「炉辺・火炉・懐炉・香炉・焜炉(こんろ)・暖炉」
2. 金属を加熱・溶融する装置。類義語：窯「炉心・高炉・香炉・原子炉・溶鉱炉」

熟語

四字熟語

「炉」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

風炉【ふろ】

茶の湯で、席上に置いて釜(カマ)を掛け湯を沸(ワカ)かす炉。
唐銅(カラカネ)製・鉄製・銀製・土製・木製などがあり、形は丸く、前方に火口、後方に風通しがある。
炉塞(ロフサ)ぎの後から炉開(ロビラ)きの前まで、陰暦の四月から九月まで使用する。

地炉【ちろ】

じろ(地炉)
。

炉心【ろしん】

[冶金]炉の中心部分。
[原]([英語]reactorcore)原子炉で連鎖核反応が行われている部分。
核燃料・減速材・冷却材などで構成される。

閉炉【へいろ】

禅宗の行事の一つ。陰暦二月一日に、冬季の暖(ダン)をとるための室内の炉や火鉢をしまうこと。
⇔かいろ(開炉)参照ろふさぎ(炉塞ぎ)
。

炉壇【ろだん】

[仏]護摩壇の別称。
ごまだん(護摩壇)
茶道で、土壇の別称。
どだん(土壇)
。

文字コード

「炉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「炉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。