「稚」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「穉」については「穉(漢字)」をご覧ください。

とは、おさない/いとけない/あどけない/幼い/若いなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、禾部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「稚」
字体
読み 音読み
《外》
訓読み 《外》いとけな()
《外》わか()
部首 禾部
画数 総画数 13画
部首内画数 禾部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「穉」
字体
画数 17画
Unicode U+7A49
JISX0213 1-67-48

書き方・読み方

書き方

稚_書き方
稚の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、稚いわかい稚いいとけないの4種の読み方が存在する。

意味

  1. おさない。いとけない。あどけない。い。い。「稚気・稚心・稚魚・稚児(ちご)・稚拙・幼稚・丁稚(でっち)」

熟語

丁稚【でっち】

「三太郎(サンタロウ)」とも呼ぶ。でっちあげ(捏っち上げ、捏ち上げ)。
江戸時代、丁稚は「ドン」と呼ばれ、手代(テダイ)になると「助(スケ)」または「七(シチ)」、番頭(バントウ)になると「兵衛(ベエ)」と呼ばれた。

やや/稚【やや】

ややこ(ややこ、稚児)

稚児ヶ渕【ちごがふち】

[Romaji]Chigogafuchi/ChigogaFuchi

[地]栃木県。

ややこ/稚児【ややこ】

赤ん坊(アカンボウ)、あかご(赤子)。
「やや(稚)」とも呼ぶ。

チガイソ/稚海藻【ちがいそ】

[学名]Alariacrassifolia

[植]褐藻綱(Phaeophyceae)コンブ目(Laminariales)チガイソ科(Alariaceae)アイヌワカメ属(Alaria)の海藻。
「エゾワカメ(蝦夷若布)」、「サルメン(猿面)」とも呼ぶ。
「稚海藻」は「ワカメ」とも読む。

文字コード

「稚」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「稚」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7A1A
JISX0213 1-35-53
戸籍統一文字番号 2 281230
住基ネット統一文字 J+7A1A

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「稚」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 6830
新大字典4 講談社 11370
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8249
大漢和辞典6 7 大修館書店 25120
大漢語林8 大修館書店 8015

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「稚」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「稚」についての総括
  1. 稚の画数 :13画
  2. 稚の部首 : 禾
  3. 稚の読み方:チ・ジ・わかい・いとけない
  4. 稚の意味 :おさない/いとけない/あどけない/幼い/若い
以上で「稚」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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