「素」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

素とは、染めていない絹などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、糸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『素』の字には少なくとも、素ソ・ 素ス・ 素よりもとより・ 素もと・ 素いしろいの5種の読み方が存在する。

意味

1. 染めていない絹。「素絹・素服・緇素(しそ)」
2. しろい。白。「素衣・素雪」
3. ありのまま。飾らない。「素材・素質・素朴・簡素・質素・素顔(すがお)」
4. もと。始め。根元。「素因・元素・色素・毒素・要素」
5. 簡単な。あっさりとした。「素本・素読・素描」
6. もとより。普段。「素意・素行・素志・平素」
7. 《化学》元素の名につける語。「塩素・酸素・臭素・水素・炭素・窒素」
8. 《数学》共通の約数を持たない数。「素数・素因数」

素の用法：五行

五行【ごぎょう】とは、古代中国の自然哲学の思想。万物は五種の素(元素)から成り立つという考え。人々の思想や生活に多大な影響を与えた。

熟語

四字熟語

「素」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

麩素【ふそ】

[生化]ぐるてん(グルテン)
。

素足【すあし】

足に何も履(ハ)いていないこと。また、肌をむき出しにした足。
特に、靴下・足袋(タビ)を履いていないこと。

鉤素【はりす】

釣り針を付ける細い糸。
魚に見えないように細いナイロン・テグス(天蚕糸)・バス(馬尾毛)などを用いる。
英語：スネル(snell)／スヌード(snood)。

水素【すいそ】

[英語]hydrogen

燃素【ねんそ】

[ドイツ語]Phlogiston、[英語]phlogiston

文字コード

「素」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「素」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。