「苛」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、辛い/厳しい/惨い/咎める/激しいなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、艸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「苛」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
訓読み 《外》いじ(める)
《外》いら(だつ)
《外》から()
《外》きび(しい)
《外》さいな()
《外》むご()
《外》わずら(わしい)
部首 艸部
画数 総画数 8画
部首内画数 艸部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

苛_書き方
苛の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、苛わしいわずらわしい苛いむごい苛むさいなむ苛しいきびしい苛いからい苛だついらだつ苛めるいじめるの10種の読み方が存在する。

意味

  1. い。しい。い。める。しい。「苛酷・苛虐・苛酷・苛政・苛税」
  2. かい。わしい。「苛煩」
  3. いらいらさせる。苛立たせる。ちくちくと刺激する。「苛性」

熟語

四字熟語

「苛」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「苛」が入る四字熟語
苛斂誅求かれんちゅうきゅう

苛斂【かれん】

「苛」は「ひどい」、「斂」は「とり上げて納める」の意味。

租税などのきびしい取り立て。
苛斂誅求(ちゅうきゅう)

苛星【いらぼし】

[Romaji]iraboshi/ira-boshi

兜(カブト)に打たれた鋲(ビョウ)の頭(星)の先のとがったもの。ほし(星)。

苛高/刺高【いらたか】

角(カド)ばっていること、角立っていること。角が多いこと、ごつごつしていること。
「いらだか(苛高、刺高)」とも呼ぶ。

苛高/刺高【いらだか】

いらたか(苛高、刺高)

文字コード

「苛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「苛」の文字コード一覧
Unicode 1 U+82DB
JISX0213 1-18-55
戸籍統一文字番号 2 344000
住基ネット統一文字 J+82DB

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「苛」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店
新大字典4 講談社
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 10028
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「苛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「苛」についての総括
  1. 苛の画数 :8画
  2. 苛の部首 : 艸
  3. 苛の読み方:ケ・ガ・カ・わずらわしい・むごい・さいなむ・きびしい・からい・いらだつ・いじめる
  4. 苛の意味 :辛い/厳しい/惨い/咎める/激しい
以上で「苛」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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