「菌」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、黴(カビ)やばい菌などの微生物/バクテリアなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、艸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「菌」
字体
読み 音読み キン
《外》ケン
訓読み 《外》きのこ
《外》たけ
部首 艸部
画数 総画数 11画
部首内画数 艸部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

菌_書き方
菌の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ケンキンたけきのこの4種の読み方が存在する。

意味

  1. 黴(カビ)やばいなどの微生物。バクテリア。「細菌・殺菌・雑菌・真菌・除菌・黴菌・滅菌・赤痢菌・病原菌」
  2. たけ。きのこ。。「菌糸・菌類・採菌」

熟語

霊菌【れいきん】

[羅]Serratiamarcescens

[生]腸内細菌科セラチア属(Serratia)のグラム陰性小桿菌(カンキン)。
鞭毛を持ち運動性があり、水中・土壌中・空気中などいたる所に存在する。食品にも生えるが一般に病原性はない。

殺菌【さっきん】

病原体の細菌など微生物を死滅させ、無菌状態にすること。
煮沸(シャフツ)・紫外線・放射線などの物理的方法と、殺菌剤による化学的方法とがある。ほうしゃせんさっきん(放射線殺菌)。

古細菌【こさいきん】

[生]他の生物では生存できない特殊な環境で生育する細菌の総称。
深海の熱水が噴出する高圧・高温や高酸・高濃度塩分などの環境で生きている。
核をもたず、細菌と異なる化学成分の細胞壁をもつ。

ピロリ菌【ぴろりきん】

[学名]Helicobacterpylori

[病]胃炎や消化性潰瘍の原因となる細菌。
正称は「ヘリコバクター・ピロリ」。1982年(昭和57年)オーストラリアの病理医ウォーレン(RobinWarren)と消化器内科研修医マーシャル(BarryMarshall)が初めて分離・培養に成功。

EM菌【いーえむきん】

[英語]EffectiveMicroorganisms(有効微生物)

[農]自然界に存在する有用微生物の総称。
80種類以上の有用微生物群を含むとされ、生ごみの堆肥化などに利用される。
発酵済み堆肥は土壌環境の改良効果がある優れた肥料とされるが、公的研究機関などの試験結果では効果が認められていない。

文字コード

「菌」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「菌」の文字コード一覧
Unicode 1 U+83CC
JISX0213 1-22-61
戸籍統一文字番号 2 350090
住基ネット統一文字 J+83CC

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「菌」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 8333
新大字典4 講談社 13886
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 10341
大漢和辞典6 7 大修館書店 31156’
大漢語林8 大修館書店 9514

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「菌」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「菌」についての総括
  1. 菌の画数 :11画
  2. 菌の部首 : 艸
  3. 菌の読み方:ケン・キン・たけ・きのこ
  4. 菌の意味 :黴(カビ)やばい菌などの微生物/バクテリア
以上で「菌」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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