「藍」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あい/たであい/秋に穂状の赤い小花をつけるタデ科の一年草などの意味をもつ漢字。18画または17画の画数をもち、艸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「藍」
字体
読み 音読み 《高》ラン
訓読み あい
部首 艸部
画数 総画数 18画17画
部首内画数 艸部15画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

藍_書き方
藍の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ランあいの2種の読み方が存在する。

意味

  1. あい。たであい。に穂状のい小花をつけるタデの一年草。「出藍・甘藍」
  2. あいいろ。青色。からったい青色の染料。の七色のつ。「藍綬・藍青・藍碧(らんぺき)」
  3. ぼろ。ぼろきれ。類義語:「藍縷(らんる)」

藍の用法:七色

七色【なないろ】とは、太陽の光に照らされたに含まれる七つの。電磁波(可視光線)がもつ波長の長さによって色が変わって見える。水色もしくは藍色のどちらかが七色に含まれる。

虹の七色の種類
名称 電磁波の波長
640 nm – 770 nm
(だいだい) 590 nm – 640 nm
(黄色) 550 nm – 590 nm
490 nm – 550 nm
(水色) 430 nm – 490 nm
380 nm – 430 nm

熟語

四字熟語

「藍」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「藍」が入る四字熟語
七堂伽藍しちどうがらん 出藍之誉しゅつらんのほまれ 青藍氷水せいらんひょうすい
僧伽藍摩そうぎゃらんま

藍型【えーがた】

[沖縄方言]藍型(アイガタ)。
あいがた(藍型)

毘藍婆【びらんば】

[仏]十羅刹女の一神。
じゅうらせつにょ(十羅刹女)

藍玉【らんぎょく】

[英語]aquamarine

[鉱]あくあまりーん(アクアマリン)

出藍【しゅつらん】

[中国語]chulan

教えを受けた弟子(デシ)がその先生よりも優(スグ)れていること。弟子が先生以上の学力を身につけること。しゅつらんのほまれ(出藍の誉れ、出藍之誉)。

尼藍婆【にらんば】

[仏]十羅刹女の一神。
じゅうらせつにょ(十羅刹女)

文字コード

「藍」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「藍」の文字コード一覧
Unicode 1 U+85CD
JISX0213 1-45-85
戸籍統一文字番号 2 366480
住基ネット統一文字 J+85CD

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「藍」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 8623
新大字典4 講談社 14370
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 11014
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 9885

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「藍」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「藍」についての総括
  1. 藍の画数 :18画,17画
  2. 藍の部首 : 艸
  3. 藍の読み方:ラン・あい
  4. 藍の意味 :あい/たであい/秋に穂状の赤い小花をつけるタデ科の一年草
以上で「藍」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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