「襟」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、えり/衣服の首にあたる部分などの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、衣部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「襟」
字体
読み 音読み 《外》コン
《高》キン
訓読み えり
《外》むね
部首 衣部
画数 総画数 18画
部首内画数 衣部13画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

襟_書き方
襟の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コンキンむねえりの4種の読み方が存在する。

意味

  1. えり。衣服のにあたる部分。類義語:「開襟」
  2. むね。のうち。「襟懐・襟度・胸襟・宸襟(しんきん)」

熟語

四字熟語

「襟」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「襟」が入る四字熟語
胸襟秀麗きょうきんしゅうれい 山河襟帯さんがきんたい

襟/衿/領【えり】

[服]衣服で、首を取り囲む部分。
洋服では「カラー(collar)」と呼び、別布を縫いつけるものが多い。おくみ(衽、袵)。

襟裳岬【えりもみさき】

[楽]丘灯至夫作詞、遠藤実作曲の歌謡曲。
歌は島倉千代子。1961年(昭和36年)6月レコード発売。

頭巾/兜巾/頭襟【ときん】

修験道(シュゲンドウ)の山伏(ヤマブシ)が用いる小さい一種のずきん(頭巾)。
山中遍歴の際、瘴気(ショウキ)に触れるのを防ぐためという。
「とうきん(頭巾、兜巾)」とも呼ぶ。

襟替え【えりがえ】

見習いの舞子(舞妓)(マイコ)・半玉(ハンギョク)・お酌(シャク)が、一人前の芸妓(ゲイギ、ゲイコ)になって、襦袢(ジバン)の赤い襟を白い襟に替えること。
(転じた)舞子・半玉・お酌が、一人前の芸妓となること。
襟替えのほか、髷(マゲ)も替える。

襟章【えりしょう】

襟につける記章。そでしょう(袖章)、けんしょう(肩章)、かいきゅうしょう(階級章)。
[軍]帝国陸軍では七つの兵科と四つの部(兵種)からなる。

文字コード

「襟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「襟」の文字コード一覧
Unicode 1 U+895F
JISX0213 1-22-63
戸籍統一文字番号 2 393720
住基ネット統一文字 J+895F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「襟」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 9140
新大字典4 講談社 15412
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 11708
大漢和辞典6 7 大修館書店 34647
大漢語林8 大修館書店 10473

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「襟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「襟」についての総括
  1. 襟の画数 :18画
  2. 襟の部首 : 衣
  3. 襟の読み方:コン・キン・むね・えり
  4. 襟の意味 :えり/衣服の首にあたる部分
以上で「襟」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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