「迭」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、かわる/代わる代わる/入れ替わる/交代するなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、辵部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「迭」
字体
読み 音読み テツ
《外》テイ
《外》イツ
訓読み 《外》(わる)
《外》たが(いに)
部首 辵部
画数 総画数 8画
部首内画数 辵部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

迭_書き方
迭の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、テツテイイツ迭いにたがいに迭わるかわるの5種の読み方が存在する。

意味

  1. かわる。わるわる。わる。交代する。「迭立・更迭」

熟語

更迭【こうてつ】

[自動詞]役目・役職・任務の人が変わること。交替。
[他動詞]役目・役職・任務の人を変えること、別の人に入れ替えること。

両統迭立【りょうとうてつりつ】

[歴]鎌倉の後期に亀山天皇の血統の大覚寺統と、後深草天皇の血統の持明院統との両統で交互に皇位に即(ツ)いたこと。
後深草天皇(第89代)は後嵯峨天皇の第4皇子、亀山天皇(第90代)は同じく後嵯峨天皇の第8皇子の兄弟。1290年(正応3.3.年)浅原為頼(タメヨリ)が子の光頼・為継とともに伏見天皇を殺害しようとして失敗した事件は、亀山天皇の依頼といわれ、鎌倉幕府はさらに持明院統に接近する。

文字コード

「迭」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「迭」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8FED
JISX0213 1-37-19
戸籍統一文字番号 2 438650
住基ネット統一文字 J+8FED

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「迭」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10123
新大字典4 講談社 17093
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12754
大漢和辞典6 7 大修館書店 38800’
大漢語林8 大修館書店 11503

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「迭」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「迭」についての総括
  1. 迭の画数 :8画
  2. 迭の部首 : 辵
  3. 迭の読み方:テツ・テイ・イツ・たがいに・かわる
  4. 迭の意味 :かわる/代わる代わる/入れ替わる/交代する
以上で「迭」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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