「送」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

送とは、人を見おくるなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、辵部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『送』の字には少なくとも、送ソウ・ 送るおくるの2種の読み方が存在する。

意味

1. 人を見おくる。対義語：迎「送迎・送別・歓送・葬送・奉送」
2. おくり届ける。「送還・送金・送信・送電・送付・送風・送料・運送・空送・後送・転送・発送・放送・輸送・郵送」

送の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

四字熟語

「送」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

送電【そうでん】

[電]電線を通して発電所の電気・電力を消費地などに高圧で送ること。へんでん(変電)、はいでん(配電)、ていでん(停電)、きゅうでんせん(給電線)。
次世代型送電網：すまーとぐりっど(スマートグリッド、スマート・グリッド)
装置・電灯などへの場合は一般に「通電(ツウデン)」を使用する。

送り火【おくりび】

[暦]盂蘭盆会(ウラボンエ)(お盆)の最後日(陰暦七月十六日)の夜、祖先の精霊(ショウリョウ)を送り出すために焚(タ)く火。
一般には門口(カドグチ)で麻幹(オガラ)を焚く。
現在はおおむね新暦の七月十六日、または月遅れの八月十六日。

虫送り【むしおくり】

[暦][農]田畑にいる害虫を村の外に追い出すという農耕行事。
主に夜、村人が大勢で松明(タイマツ)を点(トモ)し、鉦(カネ)や太鼓(タイコ)を鳴らしながら囃(ハヤ)し立てて畦道(アゼミチ)を巡(メグ)り、川または村境まで送り出すもの。
多くは害虫に見立てたワラ人形などを担(カツ)いで行われ、送り出した川に流したり、村境でその人形が焼き払われる。

山送り【やまおくり】

[古]のべおくり(野辺送り)
。

送り足【おくりあし】

[古]貴人の前に物を持って出る時の礼法。
敷居際(シキイ・ギワ)で片足を上げ、敷居の先を踏まずにもとに戻し、踏み直した上で越えること。
[運]剣道で、前足に後ろ足を引き寄せながら進む足さばき。

文字コード

「送」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「送」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。