「逆」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

逆とは、さかさま／本来の順序や方向と反対であるなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、辵部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『逆』の字には少なくとも、逆ゲキ・ 逆ギャク・ 逆えるむかえる・ 逆らうさからう・ 逆さか・ 逆めあらかじめの6種の読み方が存在する。

意味

1. さかさま。本来の順序や方向と反対である。
   • ギャク。「逆境・逆行・逆転・逆風・逆流」
   • ゲキ。「逆鱗(げきりん)」
2. さからう。反抗する。道理に背く。対義語：順「逆賊・悪逆・反逆」
3. のぼせる。のぼせ。「逆上・吃逆(しゃっくり)」
4. 予め。前もって。「逆睹(ぎゃくと)」
5. 迎える。来るものを受ける。類義語：迎「逆旅(げきりょ)」

熟語

四字熟語

「逆」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

五逆【ごぎゃく】

[仏]五逆罪の略。
ごぎゃくざい(五逆罪)
主君・父・母・祖父・祖母を殺す罪。これを犯せば極刑に処せられた。

逆子【ぎゃくし】

親にそむく子ども。親不孝な子。
「さかご(逆子)」とも読む。

逆旅【げきりょ】

[中国語]nilu／niliu

旅館。宿屋(ヤドヤ)。
「旅人を逆(ムカ)える」の意味。

逆鱗【げきりん】

[中国語]nilin

竜のあごの下に生えているという一枚の鱗(ウロコ)。りゅう(龍、竜)。
竜の逆鱗に人が触れると怒ってその人を殺すという伝説がある。

逆産【ぎゃくざん】

さかご(逆子)
。

文字コード

「逆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「逆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。