「除」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

除とは、のぞく／のける／よける／取りのぞくなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、阜部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『除』の字には少なくとも、除ヨ・ 除チョ・ 除ジョ・ 除ジ・ 除ショ・ 除けるよける・ 除うはらう・ 除くのぞく・ 除けるのける・ 除きるつきるの10種の読み方が存在する。

意味

1. のぞく。のける。よける。取りのぞく。「除外・除去・除籍・除雪・解除・駆除・控除・削除・切除・排除・免除」
2. 古きものを取り去り、新しきものにつく。「除夜」
3. 新しい官職につける。「除官・除目(じもく)」
4. 《数学》割り算。対義語：乗「除算・除法」

除の用法：十二直

十二直【じゅうにちょく】とは、北極星を中心とした北斗七星の柄が示す方位を十二分割したもの。後に吉凶の判断に用いられた。

除の用法：四則計算

四則計算【しそくけいさん】とは、算術のなかで最も基本とされる四つの演算手法。「四則演算」や「加減乗除」とも呼ばれる。演算結果についても「和差積商」とまとめて呼ぶことがある。

熟語

四字熟語

「除」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

裾除【すそよけ】

[服]けだし(蹴出し)
。

犬除け【いぬよけ】

[建]いぬふせぎ(犬防ぎ)
[建]おおかみはじき(狼弾き)
。

除幕式【じょまくしき】

1898年(明治31年)12月東京都台東区の上野公園にある西郷隆盛像が建立され、この時の除幕式が「除幕式」の言葉の初めという。
。

深曾木／深除【ふかそぎ】

三歳の髪置きの儀式の後、五歳までの間に、伸びた髪の先を肩の辺で切りそろえること。また、その祝い。

除芽【じょが】

[農]てきが(摘芽)
。

文字コード

「除」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「除」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。