異体字「冦」については「冦(漢字)」をご覧ください。
寇とは、あだ/かたき/外敵/あだする/危害を及ぼす/他国に攻め入るなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、宀部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 寇 | |
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読み | 音読み | コウ ク |
訓読み | あだ かたき |
|
部首 | 宀部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 宀部8画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
字体 | 冦 |
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画数 | 10画 |
Unicode | U+51A6 |
JISX0213 | 1-49-46 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『寇』の字には少なくとも、寇・ 寇・ 寇・ 寇の4種の読み方が存在する。
意味
あだ/かたき/外敵/あだする/危害を及ぼす/他国に攻め入る
熟語
元寇【げんこう】
[楽]永井建子(ケンシ)作詞・作曲の軍歌。1892年(明治25年)流行。
。
元寇【げんこう】
[歴]鎌倉中期に元(蒙古)軍が二度にわたり襲来した事件。
執権北条時宗が元のフビライからの服属要請を拒否。
「文永・弘安の役」、「蒙古襲来(モウコシュウライ)」、「蒙古来(モウコライ)」とも呼ぶ。
倭寇/和寇【わこう】
[中国語]Wokou(倭寇)
[歴]鎌倉末期(14世紀の終り)から戦国時代(16世紀)にわたり朝鮮半島から中国大陸沿岸・海南島にかけて襲った日本人の海賊に対する朝鮮・中国側の呼称。南北朝末期から室町初期にかけては朝鮮半島の被害が大きかった。朝鮮の高麗(コウライ)はその被害と防御には非常に悩まされ、その滅亡を早めた。
元寇神社【げんこうじんじゃ】
福岡県福岡市早良区(サワラク)西新(ニシジン)にある神社。1919年(大正8年)元寇で死んだ鎌倉武士や蒙古・朝鮮の兵士を鎮魂するため、元寇祭を創始。
。
元寇防塁【げんこうぼうるい】
[歴]1274年(文永11年)文永の役の後、鎌倉幕府の命令を受けた九州の御家人によって築かれた石造りの防塁。
博多湾岸、今津から香椎までの約20キロメートルに、高さ約2メートルの石垣が築かれた。
弘安の役では元軍の侵入を阻止。
文字コード
「寇」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5BC7 |
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JISX0213 | 1-53-68 |
戸籍統一文字番号 2 | 081900 |
住基ネット統一文字 | J+5BC7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 2084 |
新大字典4 | 講談社 | 3519 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2586 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 7209 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2541 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「寇」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 寇の画数 :11画
- 寇の部首 : 宀
- 寇の読み方:コウ・ク・かたき・あだ
- 寇の意味 :あだ/かたき/外敵/あだする/危害を及ぼす/他国に攻め入る
ウサタロー