「候」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

候とは、うかがう／様子見／様子を探るなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、人部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『候』の字には少なくとも、候ゴ・ 候コウ・ 候グ・ 候つまつ・ 候そうろう・ 候うさぶらう・ 候ううかがうの7種の読み方が存在する。

意味

1. うかがう。様子見。様子を探る。「測候・斥候」
2. 兆し。様子。状況。「気候・症候・兆候・徴候」
3. まつ。待ち受える。「候補」
4. 時節。季節。「候鳥・時候」
5. 貴人のそばに仕える。「伺候・祗候」
6. そうろう。さぶらう。「居る」の丁寧語/謙譲語。「候文・居候」

熟語

宜候／良候／好候【ようそろ】

[海]操船で、船が現在向いている方向のまま直進せよという指示。または、指示された方向へ直進せよという言葉。
英語では「ステディー(steady)」。

斥候【せっこう】

[英語]scout(スカウト)／feeler、[フランス語]eclaireur(エクレルール)

斥候／窺見／候／間諜【うかみ】

「窺(ウカガ)い見る」の意。

候鳥【こうちょう】

[鳥]わたりどり(渡り鳥)
。

測候所【そっこうじょ】

[気]気象庁が所轄する、管区気象台の地方機関。
その地方で定時の地上観測や、地震・火山・潮位の観測などを行い、その地方の天気予報や気象警報を出している。ふじさんそっこうじょ(富士山測候所)。

文字コード

「候」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「候」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。