「概」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「槪」については「槪(漢字)」をご覧ください。

とは、おおむね/おおよそ/大体のところ/あらましなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「概」
字体
読み 音読み ガイ
《外》カイ
《外》
《外》コツ
訓読み 《外》おおむ()
部首 木部
画数 総画数 14画
部首内画数 木部10画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「槪」
字体
画数 16画
Unicode U+69EA
JISX0213 1-86-04

書き方・読み方

書き方

概_書き方
概の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コツガイカイ概ねおおむねの5種の読み方が存在する。

意味

  1. おおむね。おおよそ。大体のところ。あらまし。「概要・概況・概括・概見・概言・概算・概数・概説・概評・概論・概念・一概・大概」
  2. おもむき。様子。みさお。「気概」

熟語

離隔概念【りかくがいねん】

[哲]かいりがいねん(乖離概念)

異類概念【いるいがいねん】

[哲]かいりがいねん(乖離概念)

乖離概念【かいりがいねん】

[哲]同一類概念に包摂(ホウセツ)できない、二つの概念の相互の関係。
例えば、「机」と「徳」、「三角形」と「失敗」、「黒」と「高い」など。
「離隔概念」、「不等概念」、「異類概念」とも呼ぶ。

工場払下概則【こうじょうはらいさげがいそく】

[歴]1880年(明治13年)11月公布。
官営事業の払い下げが始まる。

文字コード

「概」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「概」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6982
JISX0213 1-19-21
戸籍統一文字番号 2 171710
住基ネット統一文字 J+6982

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「概」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4390
新大字典4 講談社 7273
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5307
大漢和辞典6 7 大修館書店 15217’
大漢語林8 大修館書店 5338

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「概」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「概」についての総括
  1. 概の画数 :14画
  2. 概の部首 : 木
  3. 概の読み方:コツ・キ・ガイ・カイ・おおむね
  4. 概の意味 :おおむね/おおよそ/大体のところ/あらまし
以上で「概」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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