異体字「貍」については「貍(漢字)」をご覧ください。
狸とは、たぬき/イヌ科の哺乳類などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、犬部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 狸 | |
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読み | 音読み | リ |
訓読み | たぬき | |
部首 | 犬部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 犬部7画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
字体 | 貍 |
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画数 | 14画 |
Unicode | U+8C8D |
JISX0213 | 1-76-30 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『狸』の字には少なくとも、狸・ 狸の2種の読み方が存在する。
意味
たぬき/イヌ科の哺乳類
熟語
四字熟語
「狸」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
狐狸変化 |
海狸【かいり】
[英語]beaver
[哺][1]びーばー(ビーバー)。
沼狸【ぬまだぬき】
[西]nutria
[哺][1]ぬーとりあ(ヌートリア)。
海狸鼠【かいりねずみ】
[西]nutria
[哺][1]ぬーとりあ(ヌートリア)「海狸」とは「ビーバー(beaver)」のこと。
。
タヌキ/狸/貍【たぬき】
[哺]ネコ目(Carnivora)イヌ科(Canidae)の哺乳類。
兵庫県出身の実業家太田恭三郎が、1903(明治36)約30人の労働者を送り込み、以来日本人が多数入植してマニラ麻の栽培に従事。第二次世界大戦前、1万8千人におよぶフィリピン最大の日本人社会(日本人町)を形成した。
狐狗狸さん【こっくりさん】
民間で行われている占いの一種。
30センチ前後の3本の竹の棒の中ほどを縛り、三脚状に交差して立てて盆をささえ、三人が盆の周囲にすわり、各自右手指で盆を軽く押え、一人が祈祷(キトウ)をして、ささえの棒の動き方によって吉凶(キッキョウ)を占う。
狐狗狸という霊が憑依(ヒョウイ)し、盆がひとりでに動き出し、その動き方や置かれている文字盤でご神託(シンタク)が得られるという。
文字コード
「狸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+72F8 |
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JISX0213 | 1-35-12 |
戸籍統一文字番号 2 | 229400 |
住基ネット統一文字 | J+72F8 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 5731 |
新大字典4 | 講談社 | 9657 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6941 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 20427 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 6808 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「狸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 狸の画数 :10画
- 狸の部首 : 犬
- 狸の読み方:リ・たぬき
- 狸の意味 :たぬき/イヌ科の哺乳類
ウサタロー