「禹」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

禹とは、夏王朝の創始者で伝説上の聖王などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、禸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

『禹』の字には少なくとも、禹ウの1種の読み方が存在する。

夏王朝の創始者で伝説上の聖王

禹【う】: [中国語]Yu

[中国伝説]夏(Xia)(カ)王朝を建国したという古代伝説上の帝王。姓は「ジ(女偏+「以」)(Si)」。
初め、尭(Yao)(ギョウ)・舜(Shun)(シュン)の二帝に仕える。
父の鯀(Gun)(コン)が黄河(コウガ)の洪水対策に失敗したのを受けて、13年間の苦労の結果、治水工事に成功し、天下を九州(キュウシュウ)に分(ワカ)ち、洪範九疇(コウハンキュウチュウ)を定めた。
この大功により舜の禅譲(ゼンジョウ)を受けて位につき、安邑(Anyi)(山西省)に都し、国を夏と号した。
「夏禹(Xiayu)(カウ)」、「夏伯(Xiabo)(カハク)」、「大禹(Dayu)(タイウ)」とも呼ぶ。きゅうしゅう(九州)、こうはんきゅうちゅう(洪範九疇)、おうじょうこういせき(王城崗遺跡)。

のち、帝位は世襲となり、夏王朝はおよそ紀元前13世紀に桀(ケツ)王が殷(イン)の湯(トウ)王に討たれるまで続く。

2007年(平成19年)7月20日宋代に消失した禹王碑が湖南省衡山県福田鋪郷雲峰村で再発見。

三皇五帝【さんこうごてい】とは、中国古代における伝説上の八人の聖天子。三人の皇と五人の帝としているが、説によって該当する人物が異なる。
黄河文明や長江文明の中で、数多の発明によって文化を創造して民族と国家を誕生させた聖王／聖君主たちとされている。

《中国》三皇五帝
三皇五帝 (神話伝説)
三皇			五帝(諸説)
天皇・地皇・人皇(泰皇) 燧人・祝融・女媧			伏羲・神農・太昊炎帝・黄帝・少昊顓頊・嚳・尭舜・禹・湯

[中国語]Yu

[中国伝説]夏(Xia)(カ)王朝を建国したという古代伝説上の帝王。姓は「ジ(女偏+「以」)(Si)」。
初め、尭(Yao)(ギョウ)・舜(Shun)(シュン)の二帝に仕える。

[中国語]Xiayu

[中国伝説]う(禹)
。

[中国語]Dayu

[中国伝説]う(禹)
。

[朝鮮語]UJangchun

[人]『人名辞典』すながながはる(須永長春)
。

[人]日本統治下の朝鮮独立運動家。
朝鮮読みは「ソンジヌ([英語]SongChong-U)」。
。

「禹」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。