箔とは、薄く延ばした金属/すだれなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、竹部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 箔 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ハク バク |
訓読み | すだれ のべがね |
|
部首 | 竹部 | |
画数 | 総画数 | 14画 |
部首内画数 | 竹部8画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『箔』の字には少なくとも、箔・ 箔・ 箔・ 箔の4種の読み方が存在する。
意味
薄く延ばした金属/すだれ
- 箔【はく】
-
[Romaji]haku
- 金属を打ち延ばして紙のように薄く平らにしたもの。
金・銀・銅・錫(スズ)・真鍮(シンチュウ)・アルミなどを使用する。はくうちし(箔打ち紙、箔打紙)、はくあいし(箔合い紙、箔合紙)。- 英語:フォイル(foil)。
- 金属を打ち延ばして紙のように薄く平らにしたもの。
熟語
箔【はく】
[Romaji]haku
金属を打ち延ばして紙のように薄く平らにしたもの。
金・銀・銅・錫(スズ)・真鍮(シンチュウ)・アルミなどを使用する。はくうちし(箔打ち紙、箔打紙)、はくあいし(箔合い紙、箔合紙)。
箔入れ【はくいれ】
はくおし(箔押し)
。
箔置き【はくおき】
はくおし(箔押し)
箔置き(箔押し)したもの。
箔置き(箔押し)の職人。
。
箔押し【はくおし】
物の表面にノリ(糊)・ウルシ(漆)などを置き、金・銀・色箔を押し当てて貼付すること。
蒔絵(マキエ)・書物の表紙や背・額縁など、器物・皮革・布・紙などに模様や文字を表すのに用いる。
「箔入れ」、「箔置き」、「ギルディング([英語]gilding)」とも呼ぶ。
アルミ箔【あるみはく】
[英語]aluminiumfoil
アルミニウムを薄紙のように、平らに圧延したもの。
食品の包装・保存や包み焼などの調理用に、また薬品の包装、紙やフィルムにコーティングした包装紙などに利用。
「アルミホイル」、「ラッピングホイル(wrappingfoil)」、「銀紙(ギンガミ)」とも、調理用は「クッキングホイル(cookingfoil)」とも呼ぶ。
文字コード
「箔」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7B94 |
---|---|
JISX0213 | 1-39-83 |
戸籍統一文字番号 2 | 292300 |
住基ネット統一文字 | J+7B94 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 7066 |
新大字典4 | 講談社 | 11706 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8566 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 26142 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8301 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「箔」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 箔の画数 :14画
- 箔の部首 : 竹
- 箔の読み方:バク・ハク・のべがね・すだれ
- 箔の意味 :薄く延ばした金属/すだれ
ウサタロー