「纏」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「纒」については「纒(漢字)」をご覧ください。

とは、まとい/まつわる/まとう/身につけるなどの意味をもつ漢字。21画の画数をもち、糸部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「纏」
字体
読み 音読み テン
デン
訓読み まつ()
まつ(わる)
まと()
まと(める)
まとい
部首 糸部
画数 総画数 21画
部首内画数 糸部15画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級
異体字「纒」
字体
画数 22画
Unicode U+7E92
JISX0213 1-69-85

書き方・読み方

書き方

纏_書き方
纏の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、デンテンまとい纏めるまとめる纏うまとう纏わるまつわる纏るまつるの7種の読み方が存在する。

意味

まとい/まつわる/まとう/身につける

纏【まとい《まとひ》】
  • 馬印(ウマジルシ)の一種。ばれん(馬簾)。
  • 江戸時代以降、火消し組の目印。ばれん(馬簾)。
  • 熟語

    四字熟語

    「纏」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

    「纏」が入る四字熟語
    情緒纏綿じょうしょてんめん

    纏足【てんそく】

    [中国語]chanzu、[英語]foot-binding

    [歴][社]中国の貴族・富裕層で行われていた風俗。
    小さい足が美人とされ、女子の足を大きくしないように、4~5歳ころに足指の第一指(親指)を除いて足裏に曲げて、長い布で固く縛り成長させないようにしたもの。
    唐末に始まり、南宋のころに盛行。

    纏【まとい】

    馬印(ウマジルシ)の一種。ばれん(馬簾)。
    江戸時代以降、火消し組の目印。

    紙花/紙纏頭【かみばな】

    [古](遊郭などで)芸人・遊女などに当座の祝儀(シュウギ)として渡す白い懐紙(カイシ)。後日に現金を与えるという印(シルシ)。あだばな(あだ花、徒花)。

    脛巾/行纏/脛衣【はばき】

    [服]参照きゃはん(脚絆、脚半)
    イチビ脛巾

    半纏/袢纏/半天【はんてん】

    [服]日本風の着衣の一種。羽織(ハオリ)に似て丈(タケ)が短く、襟(エリ)の折り返し・胸ひものない上着。はっぴ(半被、法被)。

    文字コード

    「纏」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「纏」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+7E8F
    JISX0213 1-37-27
    戸籍統一文字番号 2 313390
    住基ネット統一文字 J+7E8F

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「纏」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 7580
    新大字典4 講談社 12553
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9199
    大漢和辞典6 7 大修館書店 28043
    大漢語林8 大修館書店 8880

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    まとめ

    「纏」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「纏」についての総括
    1. 纏の画数 :21画
    2. 纏の部首 : 糸
    3. 纏の読み方:デン・テン・まとい・まとめる・まとう・まつわる・まつる
    4. 纏の意味 :まとい/まつわる/まとう/身につける
    以上で「纏」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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