菜とは、な／なっぱ／やさい／あおな／葉・茎・根などを食用にするための草本類などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、艸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
| 字体 | 菜 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | サイ |
| 訓読み | な | |
| 部首 | 艸部 | |
| 画数 | 総画数 | 11画 |
| 部首内画数 | 艸部8画 | |
| 国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検7級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N2 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『菜』の字には少なくとも、菜・ 菜の2種の読み方が存在する。
意味
- な。なっぱ。やさい。あおな。葉・茎・根などを食用にするための草本類。「菜園・菜根・菜食・菜圃(さいほ)・山菜・蔬菜(そさい)・白菜・甜菜(てんさい)・野菜・青梗菜(ちんげんさい)」
- おかず。副食物。料理。「菜館・菜単・菜料・前菜・惣菜(そうざい)・一汁一菜」
熟語
四字熟語
「菜」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
| 一汁一菜 |
萵菜【わさい】
[植]れたす(レタス)
。
浜菜【はまな】
[植]蔓菜(ツルナ)の別名。
つるな(ツルナ、蔓菜)
。
菜刀【ながたな】
[料]菜切り包丁の別称。
なきりぼうちょう(菜切り包丁、菜切り庖丁、菜切包丁、菜切庖丁)
。
根菜【こんさい】
[Romaji]konsai
[農][食]地下部の根や地下茎などを食用とする野菜。ダイコン・ニンジン・カブ・ゴボウ・サトイモ・レンコンなど。
総称は「根菜類」。
菜豆【さいとう】
[植]インゲンマメの別称。
いんげんまめ(インゲンマメ、隠元豆、菜豆)
。
文字コード
「菜」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+83DC |
|---|---|
| JISX0213 | 1-26-58 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 349440 |
| 住基ネット統一文字 | J+83DC |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 8341 |
| 新大字典4 | 講談社 | 13904 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10355 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 31184’ |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 9520 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年（昭和33年）
学年別漢字配当表（昭和33年）に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年（昭和52年）
学年別漢字配当表（昭和52年）に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年（平成29年）
学年別漢字配当表（平成29年）に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「菜」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「菜」についての総括
- 菜の画数 ：11画
- 菜の部首 ： 艸
- 菜の読み方：サイ・な
- 菜の意味 ：な／なっぱ／やさい／あおな／葉・茎・根などを食用にするための草本類
以上で「菜」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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