「根」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、草木や植物のね/物のつけねなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「根」
字体
読み 音読み コン
訓読み
部首 木部
画数 総画数 10画
部首内画数 木部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

根_書き方
根の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コンの2種の読み方が存在する。

意味

  1. 草木や植物のね。のつけね。「根茎・根菜・塊根・球根・歯根・舌根・草根・大根・発根・病根・毛根」
  2. 物事のねもと。。ねざす場所。「根幹・根拠・根元・根源・根治・根絶・根底・禍根・基根・語根・無根」
  3. 知覚・認識のもと。感覚器官。その原動力。「五根・六根・男根」
  4. 物事にえる。がんばり。「根気・根性・性根・精根」
  5. 《数学》方程式をたす未知数の。「虚根・実根」
  6. 《数学》n乗してaになる。aのn乗根。「根号・冪根(べきこん)・累乗・平方根・立方根・累乗根」
  7. 根室国(ねむろのくに)の略称。「釧根・根釧台地」
根【ね】
  • [植]([英語]root)高等植物の三基本器官(根・茎・葉)の一つ。
    維管束植物の、植物体を支持し、水分・養分を吸収する栄養器官。
  • 主根(シュコン):地中に真直ぐに伸びて主軸となる根。
  • 側根(ソッコン):主根から枝分かれした根。
  • 立っている物、生(ハ)えている物などで、他の物に付いてそれを支えている部分。ねもと(根元)。
  • 歯の根。
  • 根【こん】
  • [数](root)ある数を何乗かした数に対する、そのもとの数。
    累乗根。
    「ルート」とも呼ぶ。かいへい(開平)、かいりつ(開立)。
  • 平方根(二乗根):へいほうこん(平方根)立方根(三乗根)。
  • [数](solution)方程式を解(ト)いて得られる値。方程式を満足させる値。方程式の解(カイ)。
  • 1969年(昭和44年)学習指導要領で「解(カイ)」に統一。
  • 根の用法:北海道(行政区画)

    北海道(行政区画)【ほっかいどう】とは、明治時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿八道の一道に数えられる。
    現在の北海道の名の由来であり、当時の十州島(北海道本島)および千島列島地域を含む。
    過去は蝦夷地、北州とも呼ばれていた。

    北海道の一覧
    北海道
    律令国名 略字
    渡島国
    後志国
    胆振国
    日高国
    石狩国
    天塩国
    北見国
    十勝国
    釧路国
    根室国
    千島国

    熟語

    四字熟語

    「根」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

    「根」が入る四字熟語
    草根木皮そうこんぼくひ 追根究底ついこんきゅうてい 六根清浄ろっこんしょうじょう

    根【ね】

    [植]([英語]root)高等植物の三基本器官(根・茎・葉)の一つ。
    維管束植物の、植物体を支持し、水分・養分を吸収する栄養器官。
    主根(シュコン):地中に真直ぐに伸びて主軸となる根。

    根【こん】

    [数](root)ある数を何乗かした数に対する、そのもとの数。
    累乗根。
    「ルート」とも呼ぶ。

    根津【ねず】

    [Romaji]Nezu/Nedu

    ねづ(根津)

    利根【とね】

    [Romaji]Tone

    [地]とねがわ(利根川)
    とねぐん(利根郡)
    とねまち(利根町)
    とねむら(利根村)
    [歴][軍]旧日本海軍の重巡洋艦。
    排水量1万3千トン。主砲20サンチ。

    歯根【しこん】

    [英語]rootofatooth

    [医]歯茎(ハグキ)と歯槽(シソウ)に納まっている、歯の基部。
    先端が二股の円錐形を成し、その表面はセメント質と呼ぶ骨質の層でおおわれている。せめんとしつ(セメント質)、しそう(歯槽)、しこんまく(歯根膜)、しかん(歯冠)。

    文字コード

    「根」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「根」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+6839
    JISX0213 1-26-12
    戸籍統一文字番号 2 166100
    住基ネット統一文字 J+6839

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「根」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 4191
    新大字典4 講談社 6958
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5027
    大漢和辞典6 7 大修館書店 14745
    大漢語林8 大修館書店 5091

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「根」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「根」についての総括
    1. 根の画数 :10画
    2. 根の部首 : 木
    3. 根の読み方:コン・ね
    4. 根の意味 :草木や植物のね/物のつけね
    以上で「根」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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