勝とは、かつ/かち/相手をうち負かすなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、力部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
| 字体 | 勝 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | ショウ |
| 訓読み | か(つ) 《中》まさ(る) 《外》すぐ(れる) 《外》た(える) |
|
| 部首 | 力部 | |
| 画数 | 総画数 | 12画 |
| 部首内画数 | 力部10画 | |
| 国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検8級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N3 | |
書き方・読み方
書き方

読み方
『勝』の字には少なくとも、勝・ 勝る・ 勝える・ 勝れる・ 勝つの5種の読み方が存在する。
意味
- かつ。かち。相手をうち負かす。類義語:贏 対義語:敗・負
- ショウ。「勝因・勝機・勝算・勝敗・勝負・勝利・圧勝・快勝・完勝・辛勝・常勝・全勝・大勝・必勝・優勝・連勝」
- まさる。優れている。
- ショウ。「勝景・健勝・殊勝・清勝」
- 景色・風景が良い。勝景の略称。
- ショウ。「勝地・名勝・奇勝・形勝・景勝・絶勝・探勝」
- 耐える。持ちこたえる。堪える。
- た(える)。「勝える・勝ふ」
- 十勝国(とかちのくに)の略称。
- ショウ。「勝北峠・釧勝峠・日勝峠」
- か(ち)。「狩勝峠」
勝の用法:北海道(行政区画)
北海道(行政区画)【ほっかいどう】とは、明治時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿八道の一道に数えられる。
現在の北海道の名の由来であり、当時の十州島(北海道本島)および千島列島地域を含む。
過去は蝦夷地、北州とも呼ばれていた。
| 北海道 | ||
|---|---|---|
| 律令国名 | 略字 | |
| 渡島国 | – | |
| 後志国 | – | |
| 胆振国 | 胆 | |
| 日高国 | 日 | |
| 石狩国 | 狩 | |
| 天塩国 | 塩 | |
| 北見国 | 北 | |
| 十勝国 | 勝 | |
| 釧路国 | 釧 | |
| 根室国 | 根 | |
| 千島国 | 千 | |
熟語
四字熟語
「勝」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。
| 一六勝負 | 真剣勝負 | 先手必勝 |
| 百戦百勝 | 無手勝流 | 優勝劣敗 |
勝田【かつた】
[Romaji]Katsuta
かつたぐん(勝田郡)
かつたちょう(勝田町)
[古]かつたし(勝田市)
[交]かつたえき(勝田駅)
。
勝木【かつぎ】
[植]ヌルデの別称。
ぬるで(ヌルデ、白膠木)
。
十勝【とかち】
[Romaji]Tokachi
[歴]旧国名。北海道十一ヶ国の一つ。現在の十勝支庁の管轄。先勝【せんかち】
[暦]暦注の六曜の一つ。
ろくよう(六曜)
。
先勝【さきがち】
何回戦か行う試合で、第一戦にまず勝つこと。
「せんしょう(先勝)」とも呼ぶ。
[暦]暦注の六曜の一つ。
文字コード
「勝」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+52DD |
|---|---|
| JISX0213 | 1-30-01 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 028050 |
| 住基ネット統一文字 | J+52DD |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 824 |
| 新大字典4 | 講談社 | 1351 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1017 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 1007 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「勝」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「勝」についての総括
- 勝の画数 :12画
- 勝の部首 : 力
- 勝の読み方:ショウ・まさる・たえる・すぐれる・かつ
- 勝の意味 :かつ/かち/相手をうち負かす
以上で「勝」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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