「良」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、よい/すぐれた人や馬/好ましい/質がよいなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、艮部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「良」
字体
読み 音読み リョウ
《外》ロウ
訓読み ()
《外》やや
部首 艮部
画数 総画数 7画
部首内画数 艮部1画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検7級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

良_書き方
良の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ロウリョウ良いよいややの4種の読み方が存在する。

意味

  1. よい。すぐれたましい。がよい。対義語:「良好・良否・良法・良材・良品・良風・良家・良質・良識・良薬・良縁・良工・良友・良心・良日・良将・良吏・良民・良辰(りょうしん)・善良・優良・精良・忠良・温良・佳良・最良・改良・不良」
  2. やや。し。かなり。しばらくして。
  3. りょう。成績評価のつ。「優良可」

良の用法:平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

ひらがなと元の漢字
行/段 あ段 い段 う段 え段 お段
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

良の用法:片仮名

片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

カタカナと元の漢字
行/段 ア段 イ段 ウ段 エ段 オ段
ア行
カ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行

良の用法:成績評価基準

成績評価基準【せいせきひょうかきじゅん】とは、学業や仕事における成績の良し悪しを評価する制度。秀の成績評価がない学校や会社もある。

成績評価基準の種類
成績 不可
読み しゅう ゆう りょう ふか
点数 ≧90点 ≧80点 ≧70点 ≧60点
≧50点
<60点
<50点

熟語

四字熟語

「良」の漢字を語中にもつ四字熟語8種を表にまとめる。

「良」が入る四字熟語
温良恭倹おんりょうきょうけん 温良篤厚おんりょうとっこう 賢良方正けんりょうほうせい
精金良玉せいきんりょうぎょく 良禽択木りょうきんたくぼく 良妻賢母りょうさいけんぼ
良知良能りょうちりょうのう 良風美俗りょうふうびぞく

太良【たら】

[Romaji]Tara

たらちょう(太良町)

由良【ゆら】

[Romaji]Yura

[地]ゆらがわ(由良川)
ゆらちょう(由良町)
兵庫県淡路島にある洲本市(スモトシ)の地名。
淡路島南東端、友ヶ島水道(トモガシマスイドウ)に面する港町。
もと津名郡(ツナグン)由良町(ユラチョウ)。

奈良【なら】

[Romaji]Nara

[歴]奈良時代の平城京の地。
ならけん(奈良県)
ならし(奈良市)
[地]ならやま(奈良山、平城山)

今良【ごんら】

[歴]こんりょう(今良)

相良【さがら】

[Romaji]Sagara

静岡県南部、牧之原市(マキノハラシ)南部の地域名。
古称は遠江国榛原郡相良荘。
さがらまち(相良町)
[歴]姓氏の一つ。

文字コード

「良」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「良」の文字コード一覧
Unicode 1 U+826F
JISX0213 1-46-41
戸籍統一文字番号 2 341520
住基ネット統一文字 J+826F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「良」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 8133
新大字典4 講談社 13575
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9880
大漢和辞典6 7 大修館書店 30597
大漢語林8 大修館書店 9259

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「良」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「良」についての総括
  1. 良の画数 :7画
  2. 良の部首 : 艮
  3. 良の読み方:ロウ・リョウ・よい・やや
  4. 良の意味 :よい/すぐれた人や馬/好ましい/質がよい
以上で「良」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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