「礼」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

礼とは、のり／社会生活での定まった作法や型などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、示部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『礼』の字には少なくとも、礼レイ・ 礼リ・ 礼ライ・ 礼のり・ 礼ううやまうの5種の読み方が存在する。

意味

1. のり。社会生活での定まった作法や型。
   • レイ。「礼儀・礼遇・礼式・礼節・礼装・礼服・礼砲・礼法・儀礼・婚礼・失礼・葬礼・朝礼・無礼」
2. うやまう。敬意を払う。拝する。敬う。
   • レイ。「礼拝・敬礼・拝礼・立礼」
   • ライ。「礼賛・礼讃」
3. 感謝の気持ちを表す。
   • レイ。「礼金・礼状・謝礼・返礼」

礼の用法：五経

五経【ごけい】とは、《中国》儒教において重要視される五種の経典資料。失われたとされる音楽経典の「楽」を含めた場合には六経(りっけい)とされる。五行に通ずる。

礼の用法：六芸

六芸【りくげい】とは、《中国》儒教における六種の技芸。役人といった高貴な身分の者が学んだとされる高等教養科目。漢王朝以降は六経(詩、書、礼、楽、易、春秋)をも意味するようになった。

礼の用法：五徳

五徳【ごとく】とは、儒教で重要視される道徳意識。「仁義礼智信」とも。五徳を持つことで人間関係を円滑化できるという教え。日本の飛鳥時代に制定された冠位十二階(徳・仁・礼・信・義・智)に影響を与えたとされる。五常とも。

礼の用法：六官

六官【りくかん】とは、《中国》六官：西周時代における六つの中央官庁。六卿(りくけい)は、各六官の長官にあたる。六官の制度は、後の隋唐王朝の行政制度である六部(りくぶ)へと継承された。

礼の用法：平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

礼の用法：片仮名

片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

熟語

四字熟語

「礼」の漢字を語中にもつ四字熟語9種を表にまとめる。

久礼【くれ】

[Romaji]Kure

高知県西部、高岡郡(タカオカグン)中土佐町(ナカトサチョウ)の地名。
久礼漁港
。

牟礼【むれ】

[Romaji]Mure

むれむら(牟礼村)
[古]むれちょう(牟礼町)
。

礼文【れぶん】

[Romaji]Rebun

礼幣【れいへい】

朝廷から毎年の決まりとして幣(ヌサ)を神に奉納すること。また、その幣。
。

洗礼【せんれい】

[宗]キリスト教で信者となるための儀式。
「バプテスマ([希]baptisma)」、「バプチスマ」、「バプティズム([英語]baptism)」とも呼ぶ。しんれい(浸礼)、ぎにん(義認)。

文字コード

「礼」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「礼」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。