「敬」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

敬とは、うやまう／恭しく畏まる／尊ぶ／物事を注意深く行うなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、攴部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『敬』の字には少なくとも、敬ケイ・ 敬キョウ・ 敬むつつしむ・ 敬ううやまうの4種の読み方が存在する。

意味

1. うやまう。恭しく畏まる。尊ぶ。物事を注意深く行う。
   • ケイ。「敬愛・敬意・敬遠・敬具・敬虔(けいけん)・敬語・敬神・敬称・敬服・敬慕・敬礼・敬老・畏敬・恭敬・失敬・崇敬・尊敬・不敬」
2. 愛らしい。憎めない。類義語：嬌
   • キョウ。「愛敬」

敬の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

四字熟語

「敬」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

敬語【けいご】

朝鮮では日本と逆に「尊大語」と呼ぶ。
。

敬神【けいしん】

神を敬(ウヤマ)うこと。
敬神党：じんぷうれん(神風連)
。

敬礼／敬禮【けいれい】

[フランス語]salut(サリュー)、[英語]salute(サルート)

愛敬【あいぎょう】

[仏]慈(イツク)しみ敬(ウヤマ)うこと。
なさけがあること。思いやり。

愛敬／愛嬌【あいきょう】

女性や子供などが可愛(カワイ)らしく愛想(アイソウ)のいいこと。
男は度胸(ドキョウ)、女は愛敬。
表情や身ぶりがこっけいでほほえましいこと。

文字コード

「敬」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「敬」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。