「恭」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、うやうやしい/つつしむ/畏まる/礼儀正しく謹しむなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「恭」
字体
読み 音読み キョウ
《外》
訓読み 《高》うやうや(しい)
《外》つつし()
部首 心部
画数 総画数 10画
部首内画数 心部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

恭_書き方
恭の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、キョウ恭むつつしむ恭しいうやうやしいの4種の読み方が存在する。

意味

  1. うやうやしい。つつしむ。まる。礼儀正しくしむ。「恭賀・恭敬・恭倹・恭順・謙恭」

熟語

四字熟語

「恭」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「恭」が入る四字熟語
温良恭倹おんりょうきょうけん 至恭至順しきょうしじゅん

拓跋思恭【たくばつしきょう】

[中国語]TabaSigong

[人]9世紀後半、中国陝西(Shangxi)(センセイ)地方の夏州(XiaZhou)にいたタングート(Tangut)(党項)の平夏部(PingxiaBu)の族長。
黄巣の乱の平定に功があり、唐から李(Li)姓を与えられた。

キョウサイ/恭菜【きょうさい】

[植]フダンソウ(不断草)の別称。
ふだんそう(フダンソウ、不断草、恭菜)

フダンソウ/不断草/恭菜【ふだんそう】

[学名]Betavulgarisvar.cicla

[植][農]アカザ目(Centrospermae)アカザ科(Chenopodiaceae)フダンソウ属(Beta)の一年草または越年草。南ヨーロッパ原産。
茎は直立して高さ1~1.5メートル。

文字コード

「恭」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「恭」の文字コード一覧
Unicode 1 U+606D
JISX0213 1-22-19
戸籍統一文字番号 2 119640
住基ネット統一文字 J+606D

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「恭」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2825
新大字典4 講談社 4881
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3502
大漢和辞典6 7 大修館書店 10596
大漢語林8 大修館書店 3324

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「恭」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「恭」についての総括
  1. 恭の画数 :10画
  2. 恭の部首 : 心
  3. 恭の読み方:ク・キョウ・つつしむ・うやうやしい
  4. 恭の意味 :うやうやしい/つつしむ/畏まる/礼儀正しく謹しむ
以上で「恭」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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