「支」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ささえる/つかえる/助けるなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、支部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「支」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
《外》チョウ
《外》ジョウ
訓読み ささ(える)
《外》()
《外》つか(える)
部首 支部
画数 総画数 4画
部首内画数 支部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検6級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

支_書き方
支の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、チョウジョウ支えるつかえる支えるささえる支うかうの8種の読み方が存在する。

意味

  1. ささえる。つかえる。ける。「支援・支持・支柱」
  2. つかえる。さしさわる。邪魔(じゃま)をする。「支障」
  3. わかれる。れたもの。同義語: 対義語:「支線・支店・支派・支部・支脈・支流・気管支」
  4. わけあたえる。う。金銭をす。「支給・支出・収支」
  5. 干支(えと)の略称。月日・時刻・方角の区分。対義語:「干支・十二支」
  6. 中国の旧称。支那(シナ)。「日支・露支」

支の用法:十二支

十二支【じゅうにし】とは、十干と共に使われた古代中国の暦法。時代とともに十二の、十二の、陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では、十二年周期に配した動物を指す。十二地支。

十二支の種類
十二支 音読み 訓読み 生き物
チュウ うし
イン とら
ボウ
シン たつ ()
うま
ひつじ
シン さる
ユウ とり
ジュツ いぬ
ガイ

支の用法:平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

平水韻の種類
平声 上平声
下平声
上声

()
去声
入声

熟語

四字熟語

「支」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「支」が入る四字熟語
支葉碩茂しようせきも

支援【しえん】

絶大なる支援

支笏湖【しこつこ】

[Romaji]ShikotsuKo

[地]北海道南西部、千歳市西部にあるカルデラ湖。
支笏洞爺(トウヤ)国立公園に含まれる。とうやこ(洞爺湖)。

シナ/支那【しな】

[英語]China

外国人から中国を呼ぶ一般的な名称。
[古]江戸中期以降、日本で一般的に使用された中国の呼称。
第二次世界大戦後、その使用が軽蔑的だったとして使用しなくなった。

支那寺【しなでら】

長崎の崇福寺の別称。
そうふくじ(崇福寺)

支隊/枝隊【したい】

[軍]本隊から分れた部隊。
俗に「分隊」とも呼ぶ。
⇔ほんたい(本隊)
川口支隊

文字コード

「支」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「支」の文字コード一覧
Unicode 1 U+652F
JISX0213 1-27-57
戸籍統一文字番号 2 146580
住基ネット統一文字 J+652F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「支」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3656
新大字典4 講談社 6064
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4385
大漢和辞典6 7 大修館書店 13061
大漢語林8 大修館書店 4277

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第5学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「支」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「支」についての総括
  1. 支の画数 :4画
  2. 支の部首 : 支
  3. 支の読み方:チョウ・ジョウ・シ・ギ・キ・つかえる・ささえる・かう
  4. 支の意味 :ささえる/つかえる/助ける
以上で「支」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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