「竜」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「龍」については「龍(漢字)」をご覧ください。

とは、りゅう/たつ/想像上の動物・怪物などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、龍部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「竜」
字体
読み 音読み リュウ
《外》ロウ
《外》ボウ
《外》リョウ
《外》リン
訓読み たつ
部首 龍部
立部
画数 総画数 10画
部首内画数 龍部0画
立部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「龍」
字体
画数 16画
Unicode U+9F8D
JISX0213 1-46-22

書き方・読み方

書き方

竜_書き方
竜の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ロウリンリョウリュウボウたつの6種の読み方が存在する。

意味

  1. りゅう。たつ。想像上の動物・怪物。同義語:「天竜・飛竜・臥竜・竜髯(りゅうぜん)・竜虎・竜蛇・竜頭」
  2. 天子。天子にする事物。「竜顔・竜駕・竜徳・袞竜」
  3. のように特別にれているもの。「竜馬(りゅうめ)」
  4. 化石で発掘される大形の爬虫類。「恐竜」
  5. 梵語(ぼんご)の。「竜神・竜王・竜宮・海竜王」
  6. 《将棋》った飛車。竜王。ける範囲は飛車とわせたもの。

竜の用法:十二支

十二支【じゅうにし】とは、十干と共に使われた古代中国の暦法。時代とともに十二の、十二の、陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では、十二年周期に配した動物を指す。十二地支。

十二支の種類
十二支 音読み 訓読み 生き物
チュウ うし
イン とら
ボウ
シン たつ ()
うま
ひつじ
シン さる
ユウ とり
ジュツ いぬ
ガイ

竜の用法:将棋駒

将棋駒【しょうぎこま】とは、本将棋(九x九のマスで遊ぶ二人用ボードゲーム)で扱うの名称。

将棋駒の種類
駒名 略称 成駒
王将(おうしょう)
玉将(ぎょくしょう)
なし
飛車(ひしゃ) ()
角行(かくぎょう)
金将(きんしょう) なし
銀将(ぎんしょう) (金と同じ)
桂馬(けいま) (金と同じ)
香車(きょうしゃ) (金と同じ)
歩兵(ふひょう) ・と(金と同じ)

竜の用法:プロ野球球団

プロ野球球団【ぷろやきゅうきゅうだん】とは、日本野球機構のプロ野球チーム名とそれに該当する略字と俗字。試合日程や試合結果の告知で用いられる。

※「セ」=セントラル・リーグ。「パ」=パシフィック・リーグ。

日本プロ野球チーム(球団)の一覧
リーグ 球団名 略字 俗字
読売ジャイアンツ
阪神タイガース
広島東洋カープ
中日ドラゴンズ
横浜DeNAベイスターズ
東京ヤクルトスワローズ
オリックス・バファローズ
千葉ロッテマリーンズ
北海道日本ハムファイターズ
福岡ソフトバンクホークス
東北楽天ゴールデンイーグルス
埼玉西武ライオンズ 西

熟語

四字熟語

「竜」の漢字を語中にもつ四字熟語15種を表にまとめる。

「竜」が入る四字熟語
画竜点睛がりょうてんせい 群竜無首ぐんりゅうむしゅ 蛟竜雲雨こうりょううんう
飛兎竜文ひとりゅうぶん 飛竜乗雲ひりゅうじょううん 伏竜鳳雛ふくりょうほうすう
竜驤虎視りゅうじょうこし 竜章鳳姿りゅうしょうほうし 竜跳虎臥りゅうちょうこが
竜頭鷁首りゅうとうげきしゅ 竜闘虎争りゅうとうこそう 竜騰虎闘りゅうとうことう
竜蟠虎踞りゅうばんこきょ 竜吟虎嘯りょうぎんこしょう 麟鳳亀竜りんぽうきりゅう

竜馬【りょうば】

りゅうめ(竜馬)

雨竜【うりゅう】

[Romaji]Uryu

うりゅうぐん(雨竜郡)
うりゅうちょう(雨竜町)
[地]うりゅうぬましつげん(雨竜沼湿原)

竜馬【りょうま】

りゅうめ(竜馬)
[人]江戸幕末の志士、坂本竜馬の名前。
『人名辞典』さかもとりょうま(坂本竜馬)

龍/竜【りゅう】

[中国語]long

西洋の「ドラゴン(dragon)」に相当する。げきりん(逆鱗)。
龍には九匹の子供があるといわれる。

竜串【たつくし】

[Romaji]Tatsukushi

高知県南西部、土佐清水市南部の地名。
南部を太平洋に面する。
千尋岬西方にある景勝地で、足摺宇和海国立公園に含まれ、竜串海中公園がある。

文字コード

「竜」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「竜」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7ADC
JISX0213 1-46-21
戸籍統一文字番号 2 288120
住基ネット統一文字 J+7ADC

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「竜」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 12288
新大字典4 講談社 21050
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8411
大漢和辞典6 7 大修館書店 25751
大漢語林8 大修館書店 13920

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「竜」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「竜」についての総括
  1. 竜の画数 :10画
  2. 竜の部首 : 龍,立
  3. 竜の読み方:ロウ・リン・リョウ・リュウ・ボウ・たつ
  4. 竜の意味 :りゅう/たつ/想像上の動物・怪物
以上で「竜」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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