「星」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ほし/宇宙に浮かぶ天体などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、日部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「星」
字体
読み 音読み セイ
《中》ショウ
訓読み ほし
部首 日部
画数 総画数 9画
部首内画数 日部5画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

星_書き方
星の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セイショウほしの3種の読み方が存在する。

意味

  1. ほし。宇宙にかぶ天体。「星雲・星座・星宿・星団・衛星・火星・巨星・金星・恒星・新星・水星・彗星(すいせい)・土星・木星・遊星・流星・連星・矮星(わいせい)・惑星」
  2. 重要な人物。「巨星・諸星・将星」
  3. とし。れ。年月。月日。「星霜」
  4. 目当て。。「星下(ほしした)・黒星(くろぼし)・白星(しろぼし)・図星(ずぼし)」
  5. 星宿。二十八宿のつ。ほとおりぼし。
星【ほし】
  • [天]夜空に小さく光って見える天体。学問的には見えない星も含み、狭義には太陽・地球・月以外の天体。
  • 英語で「スター(star)」。
    ドイツ語で「シュテルン(Stern)」。
    イタリア語で「ステラ(stella)」。
  • 星はすばる(昴)ひこぼし(彦星)ゆふづつ(夕星)。
  • 兜(カブト)の鉢板を矧(ハ)ぎ合わせるために打ちつけた鋲(ビョウ)の頭。いかぼし(厳星)、いらぼし(苛星)。
  • [運]相撲などで、勝敗を表す丸じるし。
  • 白星:勝ち。
  • 黒星:負け。
  • 金星:横綱を負かした勝ち。
  • 打ち上げ花火の中に詰める小さい火薬玉。
    花火の球が上空で破裂したとき、この火薬玉に火が点いて四散し、天体の星のように見えるもの。すたーまいん(スターマイン)。
  • めあて(目当て)・ねらい(狙い)・めぼし(目星)。
  • [俗](転じて)犯罪容疑者を指す警察の隠語。犯人であるとは限らない。
    犯人の確率の高い場合は「ホンボシ(本星)」と呼び、犯人と断定された場合は「真犯人(シンハンニン)」と呼ぶ。ずき(ずき、付き)。
  • 星の用法:二十八宿

    二十八宿【にじゅうはっしゅく】とは、古代中国発祥の星座区分。黄道(太陽の道)を二十八に分けて天文学・占星術に活用した。

    二十八宿の種類
    四象 七宿
    第一宿 第二宿 第三宿 第四宿 第五宿 第六宿 第七宿
    東方青龍
    北方玄武
    西方白虎
    南方朱雀

    星の用法:プロ野球球団

    プロ野球球団【ぷろやきゅうきゅうだん】とは、日本野球機構のプロ野球チーム名とそれに該当する略字と俗字。試合日程や試合結果の告知で用いられる。

    ※「セ」=セントラル・リーグ。「パ」=パシフィック・リーグ。

    日本プロ野球チーム(球団)の一覧
    リーグ 球団名 略字 俗字
    読売ジャイアンツ
    阪神タイガース
    広島東洋カープ
    中日ドラゴンズ
    横浜DeNAベイスターズ
    東京ヤクルトスワローズ
    オリックス・バファローズ
    千葉ロッテマリーンズ
    北海道日本ハムファイターズ
    福岡ソフトバンクホークス
    東北楽天ゴールデンイーグルス
    埼玉西武ライオンズ 西

    星の用法:七曜

    七曜【しちよう】とは、太陽・月・五星から成る系を七曜星、それをの週日に配したものが七曜日。明治初期に太陽暦と共に「曜日」として日本に普及した。

    七曜の種類
    七曜星 七曜日 略字
    太陽 日曜
    月曜
    五星 火星 火曜
    水星 水曜
    木星 木曜
    金星 金曜
    土星 土曜

    熟語

    四字熟語

    「星」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

    「星」が入る四字熟語
    晨星落落しんせいらくらく 星河一天せいがいってん 星離雨散せいりうさん
    物換星移ぶっかんせいい 北斗七星ほくとしちせい 流星光底りゅうせいこうてい

    星【ほし】

    [天]夜空に小さく光って見える天体。学問的には見えない星も含み、狭義には太陽・地球・月以外の天体。
    英語で「スター(star)」。

    次星【じせい】

    [天]べーたせい(β星、ベータ星)

    五星【ごせい】

    五つの星。
    [天]中国で古代から知られている、木星・火星・土星・金星・水星の五つの惑星。
    日(太陽)・月と合せて「七曜星(シチヨウセイ)」と呼ぶ。

    羅星【らせい】

    並び連なる星。
    「羅」は「羅列(ラレツ)」の「羅」と同じ。

    星月【ほしづき】

    馬の毛色の一つ。額の上に白い小点のあるもの。
    「星額(ホシビタイ)」、「月額(ツキビタイ)」、「月白(ツキジロ)」、「白額(シロビタイ)」とも呼ぶ。

    文字コード

    「星」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「星」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+661F
    JISX0213 1-32-17
    戸籍統一文字番号 2 155610
    住基ネット統一文字 J+661F

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「星」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 3845
    新大字典4 講談社 6424
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4578
    大漢和辞典6 7 大修館書店 13837
    大漢語林8 大修館書店 4476

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「星」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「星」についての総括
    1. 星の画数 :9画
    2. 星の部首 : 日
    3. 星の読み方:セイ・ショウ・ほし
    4. 星の意味 :ほし/宇宙に浮かぶ天体
    以上で「星」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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