「角」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

角とは、動物の頭部などから生えるつのなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、角部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『角』の字には少なくとも、角ロク・ 角コク・ 角カク・ 角つの・ 角すみ・ 角べるくらべる・ 角かどの7種の読み方が存在する。

意味

1. 動物の頭部などから生えるつの。「頭角・皮角・牛角・犀角・触角・互角・角笛・一角獣」
2. 交わる二直線の作る図形。交わり方。「角度・鋭角・直角」
3. 比較する。比べる。競争する。競う。「角逐・角界・角道・角力」
4. かど。隅。「一角・口角」
5. 四角形。方形。「角材・角巾・角切り」
6. 活字一字分の大きさ。「全角・半角」
7. 角行。将棋の駒の一つ。斜めにいくらでも進める。「角道・同角」
8. 角宿。二十八宿の一つ。すぼし。東方の第一宿。
9. 五声(五聲)・五音の一つ。「角音」

角の用法：二十八宿

二十八宿【にじゅうはっしゅく】とは、古代中国発祥の星座区分。黄道(太陽の道)を二十八に分けて天文学・占星術に活用した。

角の用法：将棋駒

将棋駒【しょうぎこま】とは、本将棋（九ｘ九のマスで遊ぶ二人用ボードゲーム）で扱う駒の名称。

角の用法：五声・五聲

五声・五聲【ごせい】とは、古代中国の音楽で使われる五つの音の高さ/音階。現代では五音(ごいん・ごおん)としても用いられる。五行に通ずる。

角の用法：五心(三角形)

五心(三角形)【ごしん】とは、初等幾何学における三角形の心のうち、多用される最も代表的な五つの心。

熟語

四字熟語

「角」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

角【つの】

[劇][文]つのがき(角書、角書き)の略。
つのがき(角書、角書き)
豊饒(ホウジョウノ)の角：こるぬこぴあ(コルヌコピア)アフリカの角：そまりらんど(ソマリランド)
。

角【かど】

幼児語で「かどっこ(角っこ)」とも呼ぶ。
(性格・言動などに)一癖(ヒトクセ)あること。
都都逸(ドドイツ)：丸い玉子も切りよで四角／ものも言ひよで角が立つ。

小角【こかく】

三寸(約９センチメートル)四方の折敷(オシキ)。
脚の高さは約一寸。
婚礼など正式の膳部に用いる。

角屋【すみや】

[歴]京都の遊郭(ユウカク)島原(シマバラ)にあった揚屋(アゲヤ)の一つ。
現存し、京都観光の名所となっている。
。

小角【こがく】

こかく(小角)
。

文字コード

「角」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「角」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。