「羽」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「羽」については「羽(漢字)」をご覧ください。

とは、鳥や虫のはね/つばさ/翼のあるものなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、羽部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「羽」
字体
読み 音読み 《外》
《中》
訓読み
はね
部首 羽部
画数 総画数 6画
部首内画数 羽部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N2
異体字「羽」
字体
画数 6画
Unicode U+FA1E
JISX0213 1-17-09

書き方・読み方

書き方

羽_書き方
羽の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、はねの4種の読み方が存在する。

意味

  1. のはね。つばさ。のあるもの。「羽毛・羽化・翼羽・換羽・羽布団・羽色・羽音」
  2. 鳥類・兎(うさぎ)の
  3. 出羽国(でわのくに)の略称。「羽州・羽前・羽後・陸羽・奥羽」
  4. 五声(五聲)・五音のつ。

羽の用法:五声・五聲

五声・五聲【ごせい】とは、古代中国の音楽で使われる五つのの高さ/音階。現代では五音(ごいん・ごおん)としても用いられる。五行に通ずる。

五声の種類
五行
五声

羽の用法:東山道(行政区画)

東山道(行政区画)【とうさんどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、滋賀県にまたがる地域をさす。

東山道の一覧
東山道
律令国名 州名 略字
近江国 近州
美濃国 濃州
飛騨国 飛州
信濃国 信州
上野国 上州
下野国 野州
陸奥国 奥州
陸州

出羽国 羽州

熟語

四字熟語

「羽」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「羽」が入る四字熟語
羽化登仙うかとうせん 射石飲羽しゃせきいんう 積羽沈舟せきうちんしゅう

羽目【はめ】

[Romaji]hame

[建]外壁を板張りにすること。また、その仕上げ。
通常は板を水平に張り(横羽目)、縦に張る(縦羽目)こともある。

羽後【うご】

[Romaji]Ugo

[歴]旧国名。東山道の出羽(デワ)の北半分。現在の秋田県の大部分と、山形県の北部。

羽枝【うし】

[英語]barb

[鳥]羽の板状部分を成す羽弁(ウベン)(vane)の構成要素。
羽軸から左右に伸び、さらに羽枝から多数の小羽枝(羽小枝)(barbule)が伸びている。小羽枝には小さな鉤状(カギジョウ)の突起(トッキ)があって隣りの羽枝から伸びる小羽枝の突起と絡(カラ)み合い、バラバラにならずに集合体として羽弁を形成している。

手羽【てば】

[Romaji]teba、[英語]chickenwing

[食]ニワトリ(鶏)の羽の部分。
肉は脂肪が少なく、柔らかい。
羽の先の部分の「手羽先(サキ)(wingtip)」と付け根の部分の「手羽元(モト)(wingstick)」に分けられる。

鳥羽【とば】

[Romaji]Toba

とばし(鳥羽市)
京都府京都市南部の地名。
上鳥羽(カミトバ)は南区、下鳥羽(シモトバ)は伏見区(フシミク)に属する。
鳥羽伏見の戦い:とばふしみのたたかい(鳥羽伏見の戦い)
[歴]とばけん(鳥羽県)

文字コード

「羽」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「羽」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7FBD
JISX0213 1-17-09
戸籍統一文字番号 2 319610
住基ネット統一文字 J+7FBD

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「羽」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 7690
新大字典4 講談社 12768
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9330
大漢和辞典6 7 大修館書店 28614’
大漢語林8 大修館書店 9008

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「羽」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「羽」についての総括
  1. 羽の画数 :6画
  2. 羽の部首 : 羽
  3. 羽の読み方:コ・ウ・はね・は
  4. 羽の意味 :鳥や虫のはね/つばさ/翼のあるもの
以上で「羽」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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